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下関を後にした私は、夜博多の町に入り一泊、翌朝ラッシュ・アワーの勤め人達を尻目に(そんな私は有給休暇中!)、念願の太宰府詣でに出かけました。お正月に道明寺天満宮に参拝したわけですが、結局太宰府よりも道明寺詣でが先になったことは、先日ここで書いた通りです(そのときの記事はこちら)。菅原伝授手習鑑でおなじみの天拝山の位置関係も確認でき、すっかり心は菅公伝説の世界に浸りきっておりました。 西鉄太宰府駅から天満宮に至る参道は、梅が枝餅を食べさせるお土産屋さんが軒をつらねていて、北野よりも道明寺よりもさらに賑やかな門前と感じました。心字池に架かる太鼓橋・平橋・太鼓橋がこれまた見事で、まだ参拝客の少ない朝の境内でひたすらシャッターを切り続けていた私でした。小早川隆景が造営したという本殿も、北野同様(こちらは豊臣秀頼造営)桃山様式ですが、見慣れた北野の社殿とはまた異なる豪壮華麗な建築がひときわ印象的でした。 山に抱かれた緑の多い地域、歩きながら一瞬大和の山の辺の道に入り込んだのかという錯覚にとらわれることもありました。太宰府は、確かに大和の佇まいとどこか通じるものがあるような気がします。特に、観世音寺・戒壇院・太宰府政庁跡の周囲は、古代の息吹に満ち満ちていて、この地に大宰府が置かれたのも頷けると思うことしきりでした。 天智天皇の発願によるという観世音寺、東大寺・下野の薬師寺とともに知られている戒壇院、いずれも静寂のなかにときを超えてそこに立つ歴史の重みがあり、はるばるここまで足をのばしてよかったと何度思ったことでしょう。 写真は、戒壇院の門前です。我ながら、いかにも春らしい光景が撮れたと思う1枚です。 他の写真は、以下にアップロードしています。 ↓ http://www.photohighway.co.jp/AlbumTop.asp?key=1861803&un=58318&m=0 あと、旅の復習にもってこいのページを見つけました。九州国立博物館(今回こちらに寄る時間はありませんでしたが…)による太宰府紹介のページです。 http://www.kyuhaku-db.jp/dazaifu/historic/index.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月04日 13時34分09秒
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