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Lucky 13 USA Presents

Lucky 13 USA Presents

オマツリの避け方

友達同士で船をチャーターしていたり、
個人の船にのってプライベートで釣りをしている場合を除き、
釣り船は多くの見ず知らずのアングラーを乗せて一緒に釣りをします。

乗合船では個人でチャーターしているクルーザーなどとは異なり、
自分がファイトしているターゲットが沖に走ったりしても
その動きに合わせて船をまわしてくれるような事はまずありません。

だから釣ってる本人が掛かった魚の動きに合わせて
船の周りを走りまわるほかにないのです。

ターゲットにもよりますがマグロなどの大型の魚になると
船縁を船2周、3周ぐらい引っ張り回されます。

もし魚の動きについてまわらなければ、
他のアングラーのラインと絡まって4、50LBSのラインでも
いとも簡単に”ブチ”っと切れてしまいます。

ターゲットが掛かった後、最も注意しなければならないのが
Tangle(オマツリ)なのです。

此方での船釣りはいかに上手に他のアングラーのラインを交わしながら
ターゲットとファイトしていくかで釣果に大きく差が出ます。

沢山釣ってるアングラーは他のアングラーとの
コミニュケーションも上手なことに気がつくでしょう。

他のアングラーとのコミニュケーションがあるから
自然と笑顔があふれ、笑顔があるからこそ
そこには譲り合い、助け合いが生まれ、それは結果として
釣果UPに繋がっていきます。

コミニュケーション→笑顔→譲り合い→釣果UP→さらに笑顔→コミニュケーション→
笑顔→譲り合い→さらなる釣果UP→さらに笑顔→

と、この様な好循環が船の上全体に成立していくのです。

もし仮に当日の海のコンディションが悪くて
釣果UPにはなかなか繋がらなかったとしても
コミニュケーション→笑顔の連鎖で釣行は楽しく
より思い出深いものになることは間違いないでしょう。


さらにターゲットの魚が大きくなればなるほど
周りの協力がより必要不可欠なものとなります。
大型のターゲットは到底一人の力ではLanding出来ないのです。

そこには、デックハンドやキャプテンなど船のクルーの協力は
もちろんのこと、他のアングラーの助けや協力があってこそ
大物をめでたくLandingすることが出来るのです。



例えば自分に掛かった魚がファイト中に大きく左に走りだしたとします。
貴方はロットのテンションをうまく使いながら魚との位置関係を
ベイトを流してる時と同じ要領(No Angle)で保ち、
魚の動きにあわせ左に移動しなければなりません。
これは先日の釣り方編でご説明しました。


貴方の直ぐ横にはラインをピンと張って沖合いに向けて
ベイトを泳がせながらアタリを待っている別のアングラーJOHNがいます。

このJOHNもろとも一緒に引き連れて左に移動するわけにはいきませんから
いち早く、このJOHN氏のラインをクロスして交わし
彼の左側に移動しなければなりません。

さて、JOHNを上手く交わした直後にもう1人、
別のアングラーRALLYが貴方の左側にいます。

RALLYもJOHNと同様、ベイトを泳がせながらアタリを待っています。

RALLYのラインも上手に交わして彼の左側に移動しなければなりません。

2人目のRALLYとも無事交差することが出来たのに
貴方の魚はさらに左方向に走っていきます。

次に見えてきたアングラーCHRISはなんと貴方と同じように
竿を弧の字に曲げて今まさに必死でターゲットとファイト中です。

ロットをしならせながら、CHRISがこちらに向かってきました。

CHRISの魚は右に走っているようです。

貴方の魚はというとまだ左に向かって走っています。

このままでは確実にどこかで交差してすれ違わなければならない。

今回は2人とも魚が掛かっています。

さて、どうしますか?

もし、お互いが自分の事ばかり考えて身勝手に振舞えば、
当然2人のラインは勢いよく絡んでロットテンションが伝わらなくなった
瞬間にラインはいとも簡単に"ブッツ!"と切れ、どちらかあるいは両者共に
魚を逃がしてしまいます。

魚が掛かった直後ならまだ諦めも付きますが時間をかけて大切に
やり取りしてきた後にこれではお互いホント嫌な気持ちになってしまいます。


想像してみて下さい!30人乗りの船で魚とファイトしながら
船縁を1周まわるとなると一体何人のラインをこえて
行かなければならないのか。  

勢いよく走っていく魚を止めることは、まず不可能です。
強引にスプールを指で止めたりすれば、口切れか
ラインブレークが待ってますのでトライもしないで下さい。


ではどうするのか。。 答えは簡単なんです!

声を掛け合うのです。

お互い自分のラインが相手の上か下か教えあう。これに尽きます。

これしか方法はありません!

これはターゲットの魚が掛かっているか否かに関係なく、

貴方のラインが隣のアングラーより沖合い(船より離れた位置)に
ある場合はOVER YOU!(上方)といって両手を上に上げて
隣のアングラーを自分の脇の下からくぐらせ、自分は竿ごと
相手の頭上を越えて行き場所を入れ替わります。

貴方のラインが隣のアングラーより船側に寄ってる場合は
UNDER YOU!(下方)といって先程とは反対の要領で
相手の脇の下から体ごと入り込み相手の脇と竿の下を通って
くぐるようにして場所を入れ替わります。

お互いに魚が掛かっているときは、さらに緊迫感がうまれますが
声を掛け合う事で相手の動きもチャンと見てケアーしてますよという
安心感が冷静さを取り戻してくれます。

近づいてくるアングラーに向かってUnder Me!(自分の下を通って)、
Over Me!(自分の上を通って)って逆に此方から指示してあげると
一心でターゲットと格闘中の相手は凄く助かります。 

もし自分が交差する相手との位置関係-上方か下方なのかが
良くわからないときはOver or Under?(上?下?どっち?)って
大きな声で尋ねても構いません。

要は相手のことを自分もしっかり見てる、ケアーしてるんだよって
いう意思表示がとても重要な事なのです。

そしてさらに大切なことは相手が自分の上方に行かなければならないときは
体を縮めて相手が越えやすいように、逆に
相手が下方で自分をくぐらなければならない場合は、
出来るだけ腕を大きく上にあげて相手をくぐり易くしてあげましょう。

お互いに魚が掛かってなく、ベイト(餌)が交差した時にでも
Under Me! や Over Me!と声をかける習慣が
出来ればそれだけで一流アングラーだと周りから認められます。

そしてすれ違いざまに声をかけあえればなお最高です!

”Hey! Get Them! John(相手の名前)!” (ジョン、それ逃がすなよ!)

って言えれば、もっと最高でしょ。。。

折角米国で釣りをしてるんだから、どんどん会話しないとね! 


ファイトしてる時間が長ければ長いほど、息が上がって
誰しもテンパって冷静な判断が出来なくなります。

この一見”声を掛け合うだけの何気ない行為”それだけで
オマツリの回避+冷静さをお互いに取り戻すことが出来るのです。


そしてとうとう魚の姿が見えてきました!

Gaff~って大声で叫びましょ。

魚を確認したらあとはもうひと踏ん張り。

デックハンドがギャフを持って飛んできてくれます。

さぁ~最後の力を振り絞って!


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