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今年もあと5日となりました。日本の株式市場が開いているのも、明日の午前中までということで、今年を振り返って感想を述べるなら「とても楽しめた1年だったな~」ということでした。 株の運用成績でいうならば、年の初めは「ネコでも儲かる相場だぁ~」と知り合いの投資家さんが言った途端に中国を引き金(たぶん本当の原因は米国だと思ってますが・・・)にした最初の暴落、バーゲンセールが起こり、その後サブプライム問題を主因としたバーゲンセールが何度も襲いかかってきました。 震源地のアメリカより津波が押し寄せる日本市場の株式のほうが値下がりが激しくて、私自身の株式投資にしても、運用利回りは下がる一方で、12月にもダメージを受け、あわや2年連続のマイナスかいな~と思える瞬間もありました。今週の2日間で少しは浮きましたが、まだ予断を許さない状況だと思います。 株価の動きは自分以外の投資家さん任せですから、短期的な株価の上げ下げを当てようというのは、言ってみれば「丁半バクチ」にすぎませんが、利益を生み出すシステムとしての企業の持分を所有するという点だけに焦点を絞れば、今年は本当に良い資産を沢山安く買えたと思います^^; インカムゲインだけで満足できる株価水準まで、これほど多くの日本株が下がるとは年初には思ってもいませんでしたが、あれよあれよという間に、多くの優待銘柄の株価が大きく下がったおかげで、年初3銘柄しかなかった優待銘柄も、すでに41銘柄に膨張しました^^; 配当や優待につられた投資は投資としては邪道だなんていう人もいますが、企業の業績が同じなら、間違いなく配当の多い企業の株価のほうが投資家のお金を集めます。証拠は「ケンタッキーフライド・チキン」の株価です。月足チャートを見るとそれが良くわかります^^; 内部留保を取り崩す形で200円配当にしたあたりから株価はグングン上昇し3倍に。それが50円配当に戻ったあたりからストーンと下がってます。業績は殆ど変化が無いのにね^^; 間違いなく同じ業績なら、配当の多い企業のほうに人気は集まります。三洋電機みたいに配当する儲けが無いのにタコ足配当をするってのは問題外ですが(苦笑) 優待株投資に目覚めてたおかげで、定期預金や定額貯金、公社債投信に分散していたたゴマのように小さな金利しかつかない運用(運用っていえないって説もありますが^^;)から、シフトしても心安らかな投資対象を見つけられたことは、とてもラッキーでした。 資産が増えたほうが良かったに決まってますが、そのような状態だとインカムゲインで分散投資できるような銘柄が、これほど大量発生することも無かっただろうと思います。 今年自分が一番成長したと思えるのは、年前半まで短期投資をガンガンやったおかげで、自分の買った株が買ってから下がっても、売った途端に暴騰しても、まったくといっていいほど精神的ダメージを受けなくなったこと^^; 株価は他人様まかせだから、どう動くか分かるわけない。それならば「自分の満足できる株価で買えたかどうか、またその価格でのインカムゲイン利回りが、充分満足できるかどうかで、自分の投資を評価しようじゃないか」という性根が身についてきたこと。やっと身についてきました。長かったな~(苦笑) 早く買いすぎたとか、早く売りすぎたとか、他人の真似をして失敗したとか、自分の流儀にこだわりすぎたとか、投資行動自体への反省はまったく無意味だと感じます。だって株価がどう動いていくかは、誰にも分からないし、クソ株だって資金が集中してくれば暴騰します。よくあるじゃないですか。選挙資金を作るためにマル政銘柄なんて^^;仕手株も同じですよね。 どんなつまらない株でも「上がる」という理由と、資金流入さえあれば上がります。それが維持されるかどうかは、分かりません。 そんな難しい需給要因を分析して当てるなんて、難しいことをしなくたって、儲け続ける力を持っている企業が売り叩かれてお安くなっている時に買っとけば、長期投資の権化、さわかみファンドより、よっぽど楽しめて運用利回りも良い私設ファンドが出来ると思います。配当利回り優待ファンドは当初からインカムゲインだけでさわかみファンドを圧倒してます。しかも運用手数料1%も取られません。これだけでもかなりのアドバンテージだと思います。結果は他の投資家さんの動き次第だから、まったく分からないけどね^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.27 10:32:33
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