2018/09/09(日)22:14
ユニゾホールディングスは借入も大きいが、土地の含み益も大きい
ユニゾホールディングスは米国の賃貸不動産も国内賃貸不動産も増やしたが、ホテルも増やしている。
これは自社使用なので賃貸不動産の含み益には含まれていない。
大都市および地方中核都市中心部の至便な立地にあるビジネスホテルという利便性を活かし、国内における拠点網の拡充に力を入れてきました。
2020年3月末時点には稼働・計画ベース45店舗・10,000室、稼働ベース30店舗・7,000室を目指しています。オリンピックなどでかなり稼げると私は思っています。
https://www.unizo-hd.co.jp/operation/hotel/quality.html
だから借金は増えています。
6月時点のバランス・シートの借入金総額は6311.85億円です。
それに対し資産は
現・預金668.55億円。
投資有価証券130.65億円
その他の資産で価値があるのは土地、建物等しかありません。
建物等(含む建設仮勘定)2189.83億円
信託建物等937.32億円
土地1579.07億円
信託土地1962.60億円
土地と建物の合計額は6668.82億円
2018年3月期の有価証券報告書に開示された賃貸不動産の含み益1137億円。
時価総額は9月7日の終値の株価2088円で計算すると714.53億円。
総資産7697.83億円―全ての負債6613.74億円=1084.09億円
賃貸不動産の含み益1137億円も加えた金額は時価総額の3.1倍。
借入金6311.85億円をどのように考えるかで、投資する人と、投資できない人がでてくると思う。
確かに借入金は大きいけれど大昔から保有しているホテルにもかなり大きな含み益が見込めるので、私は投資を増やしたいと考えている。
配当利回りが3.83%
1000株投資したらUCギフトカード5000円とホテルの無料宿泊券1枚 そしてゴルフ場かホテルの3000円割引券5枚
ゴルフ場かホテルの3000円割引券5枚はゼロ評価して、1泊2万円のホテルに泊まるとすると1株に対する経済的効用は20円
配当80円+ギフトカード5円+ホテル宿泊20=105円
配当優待利回りは5.02%
https://www.unizo-hd.co.jp/ir/rating/shareholders.html
特に米国の超優良立地の賃貸ビルに自分で投資する代替の投資資産と考えたら、十分に採算の取れる投資だと判断している。
総合商社も大量の借入をしている。その代わり有望な事業と資源権益をゴッソリと持っている。
自分の株もポートフォリオではガチガチの内需含み益膨大企業である京阪神ビルディングも大きく増やし、安田倉庫も買い増している。
しかし海外不動産としては米国主要都市の不動産に特化して投資しているユニゾホールディングスは魅力が高い。
総合商社も海外不動産に投資をしているがニューヨークとワシントンだけに投資しているユニゾホールディングスに比べると集中投資としての魅力が劣ると思っている。その代わり資源権益には大きな魅力がある。