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〇信越化学工業 一か月の間に2000円以上下げたことと、3月には配当があり、これからも成長できる企業だと考えたことがシフトした理由です。 3か月間の株価のチャート
https://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=year&scode=4063&ba=1 SUMCOも専業なので魅力がありますが、やはり信越化学工業のほうが魅力的だと考えています。
信越化学工業は辛口就職サイトで化学メーカーに勤めるサラリーマンが、これから就職する学生差に向けて、20年30年先に、自分たちが中堅になった時に、間違いなく企業が大きく成長する要因を解説しているサイトです。
そのトップ企業が信越化学工業です。
化学素材メーカーに関しては『総括すると、化学素材メーカーは一部の潰れそうなメーカーと汎用品ばかりやっているメーカーを除き、どの企業もあと30年くらいは安泰。ビジネスなので浮き沈みは当然あるが、あなたの生きている内になくなることは想定できない。』ということのようですが、そのトップ3のトップが信越化学工業です。
化学メーカーで将来性と安定性のあるトップ3社。トップが信越化学工業です。
将来性★★★★★ 安定性★★★★★
塩ビとシリコーン・半導体用シリコンウェハーだけの会社だが、どちらも圧倒的に世界No.1とのこと。
<塩ビ事業 >
塩ビ樹脂は、コスト面と性能面の両方から他の素材に変えのきかない優秀な材料。今後も建築やインフラに必要な樹脂といわれています。
ただし塩ビ樹脂を作るだけなら、設備と技術を買えば誰でもできます。実際、中国には塩ビメーカーが大量に存在しており全世界の需要量を中国のキャパシティーだけで補える大量生産国です。
つまり余剰設備が大量にあり価格破壊が起きているマーケットですが、そのような事業環境の中でも大きな利益を上げられる、というところが信越化学工業の凄さだと指摘しています。
利益を生み出せる理由。
〇米国にメイン生産拠点がある=原料の安い地域で生産 〇プラントの設計&製造技術に優れる=安定した品質 〇安く作って安く売る=米国の保護経済に守られて内需安定でしたがトランプ政権でますます安定しています。余ったキャパで世界中に輸出しています。
信越化学が本気になれば中国メーカーでさえ価格で勝てないと言われているほどです。
つまり信越化学工業は、圧倒的に安く作って安く大量に売るという、パワーゲームの勝者です。
<半導体用シリコンウェハー事業 >
まず集積回路やメモリの基盤に使われる材料で、市場は永遠になくならない製品です。これからは自動車が半導体の塊になります。
塩ビと違うのは誰でも作れるものではないことも大事です。純度を高めるための精製技術と薄く作るための加工技術が必要です。そして新たな製品の開発力も必要で、市場では常に薄い製品が求められています。
この分野でなぜ信越化学が稼いでいるのか。
〇オーストラリア保有の山から良質な原料が安価で無限に採れる 〇原料〜加工〜レジスト。上流〜下流まで手がける 〇信越化学工業とSUMCOで世界市場60%以上を確保しており、値崩れしにくいということ。
つまり、技術面ではSUMCOと変わらないが「やり方」で勝っているから信越化学工業が世界1位で、SUMUCOが世界2位なのだそうです。(←納得ですね。)
(オーストラリアに保有するシリコンの原料である金属珪素を保有する子会社の状況)
https://www.shinetsu.co.jp/jp/news/archive.php?id=453
2009年の古い情報ですが、参考になります。一部引用させていただきます。
『金属珪素は、信越化学の主要製品である半導体シリコン、シリコーン樹脂、合成石英の主原料。また、世界的に普及が期待されている太陽電池の主原料としても利用されるため、金属珪素の需要は堅調な伸びが予想されている。
西オーストラリア州には良質の硅石が豊富にあり、シムコアは優良鉱区で50年間の採掘権を保有している。更に、シムコアは還元剤である木炭も自製しながら、高品質の金属珪素を製造している。世界の半導体シリコンメーカーで、硅石の採掘を行い金属珪素の生産まで遡り行っている会社は信越化学以外にはない。』(以上で引用を終わります。)
信越化学工業の2019年3月期の第2四半期の決算短信です。
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/bd7q46/
信越化学工業の株価のチャートです。
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Last updated
2019.01.04 22:23:42
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