2008/06/01(日)16:59
Alice 東京ミーティング における 覚書と考察
Aliceの会議で質疑応答で話し合われたことを、自分の覚書として記録し、考察しておこうと思う。
多少記憶が曖昧な部分があるので、間違っている場合は教えていただくと大変ありがたいです。
医者選びの注意点
・15歳までは小児科でOK(病院によって差があるので、この点も含めて事前に問い合わせてみて、ODに理解があるかどうか、起立性の検査をしてもらえるかどうか、予約の有無を確認すると良い)
・思春期外来などがある病院は、ODや子供の心療内科には理解がある場合が多い
・専門の病院・医師といっても相性があるので、合わない場合は他をあたってみるのもやむを得ない
・起立性調節障害サポートグループのHPなどを参考にするとよいかも
薬の服用について
・現在、これを飲めば効くといった特効薬というものは、まだ確立されてはいない
・対症療法として、昇圧剤(メトリジン・リズミックなど)・安定剤・抗鬱剤・睡眠導入剤などがあるが、いずれも担当医師の注意をよく聞いて服用すること。
・漢方薬を処方されそれによって改善することもあるが、個人の体形・体質・症状によって処方も効き目も著しく違うので、信頼のおける漢方医を選ぶのが大切
・いずれにせよ、ある子によく効いたからと言って、他の子にも効くとは限らないので、その点は十分に注意すること。
・どんないいお薬でも、無理強いして飲ませては効き目は無いので注意
・薬の力というより、本人の意志が強かったり、上向きだったりした場合には特に効き目に反映されると思われる。
ODの人にお勧めの食べ物は?
医師に進められた方からの情報としては・・・
1.根菜類
2.雑穀
3.食塩
4.日本茶
以上のものを多く摂るように心がけると良い。
3.食塩は、血圧を上げる為に塩分を多めに摂るのが良い。ということは、以前から知ってはいたが、1.根菜類と2.雑穀 は初めて聞いた情報だ。
おそらく、食物繊維を多く摂って便秘を予防する。という意味があるのかと思われる。
体の中の循環を良くし、毒素(*この場合、体に不要な成分)を溜め込まないようにする為にも、有効だと思う。
4.日本茶は、以前から我が家でも実行しているからよく分かるが、前の情報ともからめて考えると、その利尿作用に注目しているのかもしれない。
水分を多く摂るようにと言われているODの子の中には、入ってきた分の水分がきちんと排出されにくい体質の子もいるであろう。
その場合、余分な水分が溜まって浮腫みが出てしまう場合も考えられる。
家に篭りがちで運動などで汗を出す機会が少なくなりがちな子にとって、沢山摂った水分をきちんと排出することは大切なことであり、それをしてこそ、体の中の色々な循環が良くなり、余分な毒素(*参照)を洗い流せるんじゃないかと思うのだが、どうだろうか。
日本茶、特に煎茶や抹茶の場合については、以前このブログの最初の頃にも書いたけれど、
体に有効な成分が多く含まれており、それを飲むことはとても体にいいと思う。
イライラしたり緊張したりして落ち着かない、精神的に疲れた、といった場合、暖かいお茶を飲むことにより、ホッとした経験をした方も多いのではなかろうか?
これは、暖かさからくる安心感だけではない。
お茶に含まれる「テアニン」という成分は、気持ちをリラックスさせてくれる作用があるのだ。
実際、その「テアニン」の成分だけを抽出したサプリメントも販売されていて、息子たちも愛用している。
特に、神経が高ぶって眠れないときにこのサプリを摂ると落ち着くらしく、副作用もなく即効性があるので、興味のある方は一度試してみてもいいかもしれない。
お茶自身には、覚醒作用のある「カフェイン」が入っており、寝る前に飲むと余計眠れなくなるといった場合があるので、このサプリメントはとても便利なのだ。
尚、お茶の有効成分と作用については他にも数多くあるが、今回は特にODに良いと思われる部分のみの紹介にしておくことにする。
サプリメントについての情報は、先日mixiのコミュニティでのトピの欄に書いたものを転載しておくので、ご参考までにどうぞ。
DHC「リラックスの素」
テアニンでリラックス
緑茶にも含まれているアミノ酸の一種テアニンを配合。心身をリラックスへと導きます。すばやく働くので、プレッシャーを感じたときやリラックスしたくなったとき、すぐどうぞ
この他に、当日会場にて我が家の場合として、「チョコレート」を紹介した。
これは、「チョコレート」に含まれるカカオポリフェノールがストレスに良いという部分もあるが、何より「甘いものを食べて、気持ちを落ち着かせる」
といった作用がとても有効のような気がするのだ。
甘いもの好きの長男の場合、それがとても顕著に現れる場合が多い。
甘いのもが苦手な人の場合は、何か他のものを探せるといいと思う。
とにかく、ストレスを感じてイライラしたり落ち着きが無くなったりした場合に、
「これを食べれば(飲めば)気持ちがラクになる」
といったものが一つでもあると、薬に頼ることなく自分でコントロールしやすくなると思うのだが、いかがだろうか?
よって、私が得た結論としては、
体の病気ではあるが、精神的な部分での影響を多く受ける傾向にあるODという病気と付き合う場合において、
医師・病院選びにしても、薬の服用に関しても、そして、食べ物飲み物についても、
親や周りの人が焦ってあれこれ模索したり押し付けたりすることなく、
何よりも「本人の気持ちを第一に考えて」タイミングよくこれらの情報を上手く利用することによって、毎日を穏やかに過ごす為の手助けになればいいのではないだろうか。
と言うわけで、今回のミーティングにおいて、新たに得た情報や改めて確認したことについて一通りまとめてみました。
なお、ここにまとめたのは、当日参加した方のご意見やお話しを元に、私自身でまとめて考えたものです。
他にご意見があれば、ドンドンお聞かせいただけるとありがたいです。