欧州3強 ピルサドスキー久々の思い出の名馬シリーズ。第4回はそのカタカナ表記に色々と問題があったらしいピルサドスキーです。ピルサドスキー Pilsudski 父 Polish Precedent 母 Cocotte 母父 Troy 通算 22戦10勝 日本ではジャパンカップの覇者として、また父がデインヒルに変わった名牝ファインモーションの兄として有名。 イギリス、アイルランド、ドイツ、カナダ、アメリカそして日本で走った90年代を代表する名馬中の名馬。血統も特徴的で、母の父トロイは伝説的名馬。(恐らく直系は残っていない) 血統そのものがクラシックタイプでスケールがあるものの、それとは違って勝ち上がりは3歳の夏、本格化は4歳秋以降で突如欧州の一線級の仲間入りを果たした、という成績。 まあ、私にとってはとにかくジャパンカップのインパクトだけです。ただ、そのインパクトが今でもジャパンカップ史上最強のものと感じています。 レース内容そのものは1997年のことなのでほぼ忘れてしまっていますが、エアグルーヴを捉えた脚、その着差以上の強さには画面越しに凄まじさを感じました。当時ヨーロッパ3強に数えられていた一頭は常に崩れない底力を持っていました。 このレースを印象付けているもう一つの理由は、イギリス人記者のコメントです。 ・・・こんな感じでした。 「エアグルーヴは素晴しい馬だ。しかし、勝つのはピルサドスキーだろう。」 そして、レースはその通りの結果になったのでした。 もしジャパンカップ史上最強馬は?と聞かれれば間違いなくピルサドスキーと答えるでしょう。2400mという距離を知っているという表現がピッタリくる馬はこの馬しかいません。 ジャンル別一覧
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