カテゴリ:自閉症スペクトラム
ルーシーです。
日雇い派遣アルバイトで単純な肉体労働をしているとたまに頭が手持無沙汰になります。 そんな中、ふと10歳前後の自分を思い出して考えていました。 周りの子の精神的な発達に着いていけずに本格的に心を病むのは中学からですが、 9、10歳くらいからその予兆はあったのです。 幼稚園~小学校低学年では一応は特定の仲良しの子が存在していても まだまだ流動性があって閉鎖性には欠けるじゃないですか。 でも9、10歳くらいから多くの子供は仲良しの群れを作って、 ある程度の排他性と閉鎖性を伴うじゃないですか。 きっと、多くの9、10歳からの子供は 両親から離れた特定の友人同士で密な関係を築きたい年頃の始まりなのかもしれません。
<ここから思い出> 小5の12月のことです。 クラスの女の子たちはそれぞれの仲良し群れでクリスマスパーティを計画していました。 とりわけクラス中から嫌われてはいなかったけど 私はどの群れからもパーティに誘われませんでした。 私はどの群れからも"仲間"とは認識されていなかったわけです。 しかし、 自分もパーティに参加してクリスマス充したい! プレゼント交換は楽しいしケーキ食べたい! そう思う私はクラスの女の子のいくつかの群れの1つに目を付け 「自分も参加したい」との申し出をしました。 ところがどっこい、即答で断られました。 「私たちだけで遊びたいの。ごめんね」と謝られました。 教室内では仲良くやっていたのに断られたという不可解な結果に私は混乱し、 キレて癇癪を起しました。 キレる私に驚いた相手の女の子は結局参加を認めてくれ、 単純な私は喜んで25日のクリスマスパーティに参加しました。 <ここまで思い出> この思い出をよくよく考えていたら、 自分は高学年の段階で心は低学年のままだったのではないかと気付いたのです。 おそらく、低学年なら 「私もクリスマスパーティに入っていい?」 「いいよ!プレゼント交換のやつちゃんと持ってきてね!」 くらいのライトなやり取りだったかもしれません。 低学年の場合、表面的にでもそこそこ仲良ければ 学校外で一緒に遊べるのです。 しかし高学年(9、10歳~)が学校外で一緒に遊ぶなら 嫌われずそこそこ仲が良いだけでは足りません。 "仲間"と認識してもらわないといけません。 また、 一般的な高学年の子供は 特定の仲間だけで仲良く遊ぶ楽しさ > プレゼント交換やケーキの楽しさ かもしれなくて、 低学年の子供や当時の私は プレゼント交換やケーキの楽しさ ≧ 特定の仲間だけで仲良く遊ぶ楽しさ かもしれません。 自閉症スペクトラム者は社会性や対人の面が幼いとよく言われますが、 この辺の発達を当時の私は獲得していなかったのだと気付きました。 次回更新日:1月19日(木) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.01.18 16:56:34
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