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マイルドなアスペの独り言

マイルドなアスペの独り言

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2017.05.13
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カテゴリ:子供の頃
2017年5月12日(金)放送 TBS系列「爆報!THEフライデー」で
戸塚ヨットスクール事件の詳細を見ました。
名前だけならききおぼえがあったのですが、
内容は初めて知ったのです。

スクールと校長の現在に迫る形で進み、
途中のインタビューで
校長「(子供は)体罰があって自分を律することができる」
と語るところで私は
「犬じゃあるまいし」と思いつつも
自分に昔あったことを思い起こしていました。
親から暴力的な体罰はほぼありませんでしたが
怒鳴られたり家に入れてもらえなくなるという罰はあったので
その恐怖によって行儀良くしようと頑張ってました。

6歳から私は同級生と遊ぶために
単独で家の外を歩くようになっていましたが
同時に母から"5時までに家に着いていること"と決められていました。
数分でも遅れたら、怒鳴られて家に入れてもらえなくなります。
罰を恐れて私は家のルールを遵守していました。

ある日、同級生Hちゃんのお宅に大人数で集まり
楽しく騒いで遊びました。
大人数だけあってオモチャを皆で派手に散らかし、
片付けるためにHちゃん宅を出られそうなのは5時を過ぎそうでした。
ここで私は
「片付けは一緒にしなきゃだけど出ていかないとお母さんに怒られる!
こっそりでも出ていかないと!」
と焦ってHちゃん宅を急いで出ようとしたその瞬間
Hちゃん母に鬼ババの形相で
「お前も片付けしろ!勝手に帰るな!!」

と怒鳴られました。
一緒に遊んだくせに一人だけ片付けに参加しないなんて卑怯ですしね。
しかし当時の私の目線では、
実母に怒られることを恐れて実家のルールを遵守しようとしたら
よその親に怒鳴られたのです。
二重の恐怖の板挟みになり思わず大声で
「ぎゃーー!!でも(そうしたら自分の)お母さんに怒られる!!」
と泣きわめきました。
ここでHちゃん母は私の親に連絡するように電話を使わせてくれました。
帰宅が遅れるときに親に電話で伝えることを学習したきっかけでもあります。

あのときの私は
罰が恐ろしいから帰宅時間を守っていたのですが、
本来なら何でその規則があるのかを知る必要があったわけです。
時間を守るのは大切だから、とか、
夕方に幼い子が一人で出歩くのは危ないから、とか。
(体)罰をもってして自分を律する子供に育て上げたら
規則の本質を知らずにいて、
ルール(時間厳守という母との約束)を守るために
ルール(皆で片付けるという社会の暗黙)に背くという

上記のエピソードのようなおかしなことになります。
しかし、
情緒的に実年齢より幼かったであろう当時の私が
そこまでできたかどうかも疑問です。
自閉症スペクトラム児には難しいところかも?
子供を大人へ育てるとは何と難しいのだろうと
未婚未産の自分でも痛く感じました。


次回更新日:5月14日(日)





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最終更新日  2017.05.13 16:26:57
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