健常者の大学生が就職活動するときは、
履歴書・エントリーシートの2点が必要です。
健常者の中途なら、履歴書・職務経歴書の2点でしょうね。応募したことないけど。
障害者雇用の提出書類はそれだけでしょうか?
首都圏企業の障害者枠に応募するときは
「障害配慮事項」「障害特性の説明書」をほとんど求められます。
障害者としての自分の自己紹介書、と言えるでしょう。
以下、その手の書類を「障害配慮事項」と呼びます。
これは、1ページに収めた方がいいです。
採用担当者が必ずしもじっくり読んでくれてるとは限らないので、
ぎっちりぎゅうぎゅうボリューミーだらだら書いても相手には伝わらないのではないかな。
そして発達障害者の障害配慮事項の内容には押さえるべきポイントがあります。
- 診断名
言わずもがな。当たり前です。
- 障害に気づいた時期・きっかけ
障害によって実際にどこでどんなつまずきを経験したのかを自然に伝えられます。
- 手帳を取得した理由
上記と同様。
- 障害による苦手なこと
受け入れる側の会社的にはここが最重要。詳しくは後述します。
- かかりつけ病院・服薬情報
受け入れ会社としてはあまり関わらなさそうだけど、必要最低限の情報なので。
「障害による苦手なこと」の記述が一番重要で一番手間がかかります。
発達障害者の苦手なこと、挙げるとキリがありませんが、
10個も20個も書いても採用担当者がめんどくさくなって読んでくれなさそうだし。
最大5個に留めておきましょう。
また、苦手なことを書くだけというのも惜しいです。
発達障害の「苦手」って、努力で直せないから障害なんですけど、
受け入れ側の健常者はそんなの知ったこっちゃないです。
努力アピールは必要です。
また、受け入れ側はどんな配慮が必要なのかも知りたいのです。
だから、苦手なことに、自分が工夫していること・配慮してほしいことを加えて
3点セットにしましょう。例えば、
1. 苦手なこと:耳からの情報をすぐに忘れる。
2. 自分で工夫:些細で短い指示でもメモをとる。
3. 配慮してほしいこと:指示の際はメモを取るぶん時間に余裕を持っていただきたい。または、社内メールなどのツールで指示を出していただきたい。
という具合です。
3月1日から障害者枠で働き始めてブログをいっぱい更新する心の余裕がないのが残念ですが、更新を止めるつもりはありません。発達障害の障害者枠、プライベートのくらーい話、まだまだ展開していきます。