懲りずにまた恋愛バイブルな本を買ってしまいました。
(前回記事は2017年8月19日)
THE RULES―理想の男性と結婚するための35の法則
アメリカで初版発行されたのが1995年とのことですが
今でも婚活や恋愛で悩む女性の間で読まれている様子。
全体を簡潔にまとめると2点になります。
1:男性の"狩猟本能"を失わせるな
自分の素性や過去の辛い出来事を何でもかんでも初めから話さないことが書かれています。
もちろん結婚するまでに明かさないとならないことはありますけど。持病とか障害とか。
出会って間もないうちは明るく軽やかな女性像を崩さないこと。
他、電話はおろか、セックスを自分から誘うのもよろしくないらしい。
「ミステリアスであれ」という指南が何回も説かれています。
女性が男性に母のように尽くすのではなく、
男性に手をかけさせまくってお姫様扱いさせようと読めました。
ただただミステリアスでいるのではなく、
その男性と共に過ごす時は相手に居心地の良さを与える必要も書かれています。
2:女性は自分を尊重し自分を大切に
「女性から男性に媚びたり尻を追いかけないこと。向こうから来るのを待つ」
「好きな男性のことで頭をいっぱいにしないで、日々を充実させよう」
「あなたは特別な女性なのです」
友人が少ない上に、数少ない友人たちも恋愛経験浅い層ばかりなので実際はわかりませんが。
女性って好きな男性や彼氏がいるとその人で頭がいっぱいになるイメージありませんか?
高校生とかの若い女性はその傾向が強いかも。
でも本書では、
"その男性"で頭をいっぱいにするな、
あなたは"その男性"でいっぱいになる空っぽな女性ではないはずだ、
と激励(?)しています。
他人に精神的に依存せず自立しようよという「人間関係の基本」が根っこにあります。
本書で気になるのが場面の古さと国の違いでしょうか。
場面の古さ
「女性から男性に電話をかけないこと。たまにはお母さんに代わりに出てもらってもいい」
自宅に固定電話があることを前提としている言い方ですが
我が家に固定電話はなく各々スマホを使っているので、
とても時代を感じさせられました。
国の違い
「女性から男性にダンスを申し込まないこと。誘われるまで待つこと」
日本だとダンスする場所ないしな〜。
日本に置き換えるならどういう場面になるのでしょうか??
結論としては、
自分に興味を持ってくれて本気で愛してくれる男性をふるいにかける方法
が本書だと言えます。
だから、女性が片思いしている場合には効果がないでしょう。
本書でもその辺は言及されていて、
「そんな人諦めてしまいなさい」「男性は他にいくらでもいる」というスタンスなので。
追いかけるのが好きで"狩猟本能"の強い女性には不向きな本でした。おわり。