最近、勤務先の人と親の話になった時
「ルーシーさんって親孝行だよね。自分が20代の時は全くそんなこと考えてなかった」
と言われて、目が点に。
2019年2月14日記事「自分にかけられた金銭的投資は無駄にしたくない」と同じような趣旨の話を
したらそう言われたのです。
私はこれを親孝行だとは全く思っていませんでした。
一人の人間が何かに巨額の投資をしたらマイナスを出したくないという普通の心理を
自分の親に当てはめて考え、
親がかわいそうだと感じていただけのことです。
親孝行って何だろう。
考えてみると、よくわからなくなりました。
最低限の親孝行は、無事に社会人になって経済的に自立すること
ではないでしょうか。
母方の祖母はおば(私の母の妹)と仲が悪いです。
そして、私の母と違ってほとんど連絡をよこしません。
祖母はおばを「冷たい」と言って非難します。
でも、安定した専門職に就き、家庭を持ち、子供を3人も育てているのです。
十分たっぷり親孝行しているのではないでしょうか。
私の彼氏も親にほとんど連絡をしないし会いにも行きません。
険悪な仲のようです。
でも、経済的に自立していて一人暮らしをしています。
親に頼らず自分の道を切り開いているので、
これは親孝行です。
両親と祖父母が考える親孝行とは
「親の顔色を伺い、言うことにきちんと従い、
親を寂しくさせないこと(定期的に連絡して老後は世話をする)」ことのように思えます。
それは正しくないのかもしれません。
親の顔色を伺って言うことにきちんと従う大人ほど、
自分で生きていく力に欠けているのではないでしょうか。
おばも彼氏も親の価値観だと全く親孝行ではありませんが、
私と違って、自分で道を切り開き生きるたくましい力を持っています。
私は親にコントロールされている木偶の坊です。