先週は下記のツイートが話題になりました。
私はミヤネ屋を観ていないので、ツイートからしか番組内容を垣間見ることができません。
しかし宮根誠司本人よりも、発言があまり咎められない運営の空気感が気になりました。
本気で彼を罰するなら、彼に何らかの懲戒を行ってそれを公表できるはずですから。
世界ジェンダー・ギャップ報告書(Global Gender Gap Report)という
世界経済フォーラム(WEF)による調査発表があります。
ジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)で
対象149カ国のジェンダー・ギャップをランク付けするものです。
2018年版は2018年12月18日に発表されました。
日本は2018年版では110位、だいたいいつもG7で最下位です。
これに対し、自分の身近なところからは
「日本の"男女平等"と世界の"男女平等"は違う」
「夜中に女性が一人で歩いても安全なのに」
「男女平等が必ずしも女性が幸せに生きられるとは限らない」
「むしろ日本は"女性優遇"で"女尊男卑"だ。」
などの声が聞こえてきます。
そういう声って、もっと問題の深い部分に気づいていないように私には見えるのです。
例えば、バイアグラの承認とピルの承認。
バイアグラは半年で認可されたのにピルは34年かかったそうです。
偉い人や議員さんに女性が少ないから、
女性の悩みやニーズが反映されてこなかった結果でしょう。
他には、中絶の方法。
他の国では、中絶の方法として薬(薬で流産へ)か吸引(子宮の中身を吸い取る)が
一般的だそうですが、
日本はそう爬術(子宮の中身を引っ掻いて潰す)が取られる手段の9割くらいを占める。
体への負担が前者2種類より大きいのです。
つまり、日本は「産む性」の体が大事に扱われていないということ。
偉い人にもっと女性や出産経験のある方の割合が増えれば
女性にも"決定権"がもたらされ、「産む性」の悩みが反映され、
「産む性」の体と命が尊重されるのではないでしょうか。
このように、偉い人や権力者に女性が増えないと女性の体が雑に扱われるままです。
有名番組の"顔"が母体を雑に扱う発言をした本人がそのままなのは、
社会の現状を表していると受け取れます。
国会議員に女性が少ないことに対して問題意識を持つ人がもっと増えてくれればいいのですが。