マイルドなアスペの独り言

　あと数カ月で交際期間が丸3年になる彼氏がいます。就労移行支援施設で出会い、相手から告白されて付き合い始めました。
　我々カップルの概要は次の通りです。

• 彼氏：ADHD。コミュ強。家庭環境含めて若干マイルドヤンキーぽさを放っている。
• 彼女：私のこと。ASD。

　先日、LINEで大げんかをしました。きっかけは私が「なんでいつも会う約束を私からしてるのか」と不満を申し上げたことから始まったので私のせいではありますが。ただ、この大げんかのおかげで、彼氏が私にこれまで抱えてきた不満がよくわかったのです。

• 私と話していると尻切れとんぼになる
• 私が興味ありそうな話題を振ってやっても会話が続かない
• 電話の誘いも全然してくれない
• LINEのラリーもすぐ終わる

　この流れで、どういう会話のラリーを彼が望んでいるのか、彼と他の人とのLINEチャット画面をスクリーンショットで送られました。そこには、ノリとツッコミを繰り返し、小気味好いが会話のキャッチボールになってない、互いの話を真面目には聞いていない、平気で乱暴な言葉を使う（もちろん本心ではない）、短文のチャットのラリーがありました。「こういう、中身のない、頭を使わない、ノリの良い会話をしたいのに君はできない。会う約束もこの会話の中の流れで普通は決められるのに、なんで君はできないのか」と言われました。
　確かに、私が不得意なことではあります。でも「頭を使わない」はかなり違うだろーと内心ムッとしました。彼が言う「中身のない」会話こそ、私は「頭を使わないと」成立させられません。私が「頭を使わないで」会話すると、彼が好む「論理を無視したテンポ重視の会話ラリー」は絶対成立させられないのです。

　交際期間3年に届きそうなところで初めて私は「彼を幸せにできて彼にふさわしい女性は他にいるはずだ」と気づきました。彼の望む会話ラリーのスタイルを練習して習得する方向性もありますが、かなり疲れるし、苦痛です。つまり私は彼にふさわしい女性ではない。私は彼を幸せにはできない。彼には、もっとおしゃべりでノリの良い楽しいギャル気質のある女性が相性良さそうです。3年弱交際して初めて知るとか、気づくのが遅すぎます。頭が痛いです。