Fate/Apocrypha第14話で学ぶプチ心理学「ドア・イン・ザ・フェイス」
まずドア・イン・ザ・フェイスとは…はじめに大きな頼みごとをして一度断らせてから、はじめの頼みごとよりもハードルが低い小さな頼みごと(本来の目的)を出して承諾してもらうという交渉テクニック。日本では譲歩的要請法とも呼ばれています。知らず知らずのうちに使っている人も多いでしょう。詐欺師やヤクザ、催眠商法にもよく利用されるらしい。逆に、小さい頼みごとから徐々に大きい頼みごとへ持っていき承諾させるのはフット・イン・ザ・ドアといいます。Fate/Apocrypha第14話でのモードレッドさんの交渉術がドア・イン・ザ・フェイスを思い起こさせました。作中で実際に小さい方の頼みごとを言い出したのはルーラー・ジャンヌさんでしたがモードレッドさんはきっと無意識のうちにそれを見越しているでしょう。作中の流れはこんなのでした。ルーラー・ジャンヌさんに呼び出され即参上したモードレッドさんモードレッド「参上したぞ、ルーラー」モーさんは本来敵対する黒陣営メンバーとの共闘をルーラーから命令されます。快諾しますが、そこでルーラーにちょっと待ったをかけるモーさん。モードレッド「ルーラー!」ルーラー「今…忙しいのですが…!」巨大ゴーレムを両腕で受け止めていて聖女様には余裕がない。モードレッド「ギャラの話だ。あんたの令呪2画ほどよこしな」令呪2画なんてルーラーの立場的には随分高いギャラです。ルーラー「なっ…!ダメです!」モードレッド「できるだろ?マスターにできるんだ。ルーラーのお前にできない道理はねぇ」ルーラーから折れちゃって言い出してしまいました。ルーラー「ですがっ…2画はダメです!せめて1画…!」モードレッド「いいぜ。じゃあ1画だ。1画よこせ!」ルーラー「分かりました!後で差し上げるので今は…!」はい、交渉成立。自分の方からこうやって策略的に交渉することは難しいですがこういう知識があればせめて言いくるめられないようには気をつけられそうです。『「心理戦」で絶対に負けない本 敵を見抜く・引き込む・操るテクニック』(伊東 明 (著), 内藤 誼人 (著). 出版:アスペクト)で日常やビジネスで使える交渉の心理学が詳しく載っています。【中古】 「心理戦」で絶対に負けない本 敵を見抜く・引き込む・操るテクニック / 伊東 明 / アスペクト [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】価格:258円(税込、送料別) (2017/10/8時点)次回更新日:10月15日(日)