LunaLowe－ルーナレーヴェ－

･･･ティア様、やはり彼等の相手は一任された私が･･･

もーぐずぐずしすぎで飽きちゃった、ダメ？

そ、その件は申し訳ありません･･･ですから今此処で挽回のチャンスを！

むぅ？私が楽しんでるのにー！

ティア様に万が一の事があったら･･･！




―私を馬鹿にしてる？




ッ！？

今のは･･･本当に殺気なのか？まるで本物の刃物が突き刺さるような･･････

っ！い、いえそういう訳で―
ガッ･･･！？



あの子、自分より体格の大きいエリちゃんを平手打ちだけで吹っ飛ばしたよ！？

私の楽しみを邪魔するんだったらエリちゃんでも許さないからね。
この手はあんまり使いたくなかったんだけどなー･･･ていっ。

あああアアアアァァァァァァ！！？

･･･おーわりっ、次からはもっと頑張ってね♪



―GyAahhhhHhhHH！

･･･速い！？

･･････！！



（エリニュース様がこうも変わるなんて、まるで獣の様です。さながら鎌が牙にも見えますね）



くっ、動きが先読み出来ない人間がこうも厄介とはなぁ･･･！

手を貸そうか？

そういうのは言ってくれる前からやれよな！

Grrr･･･Bow！？

ぐっ･･･動きを止めてやったぞ！

早くしてくださいね、尋常ならざる腕力で手一杯ですので･･･！

分かってる･･･ちょいと寝ててくれよ、っと！

･･･！？



おー、気絶させられちゃったかー･･･多勢に無勢ってヤツだったね。

お前、彼女に何をした？

ちょっとした狂気に･･･ね。
もしエリちゃんの人格が壊れたら弄るのがつまんなくなっちゃうから、あんまりしたくなかったんだけどねー

人間技じゃないな･･････まるでウチのソイツみたいだ。

悪魔でいいよ、って言えば嬉しい？でも違うかなー♪

･･･私のこと二重に侮辱されてますよね、貴方々。