旧はぽん通信

2010/03/28(日)10:51

秩父巡礼 三十四所

自転車(10)

スペイン巡礼した時、『日本人なのに日本の巡礼道を知らないとは恥ずかしい。。』と思っていたので、 以前からやってみたかった秩父巡礼に自転車をかついで行く。 本当は四国のお遍路さんに行きたいのだけれど、まずはじめに近くの秩父を制覇しよう~! まだ雪も残る里山に、春を告げるピンクの梅の木とマイチャリ。 冬も終わるよ、武甲山。 ところどころに道順を示す標識。 訪れた沢山の寺や神社。 カトリックの小さな礼拝堂や、荘厳なカテドラルの中で静かに佇むのも、 日本の仏閣の清々しく優しい空間に身を置くのも、どちらも私にとって必要な時間。 落ち着かない私を慰めてくれる。 親しみを感じる酒呑み地蔵。 なんだかあっという間だった4日間。無事結願。 一番うろたえたのがこれ! く、まぁーーーー? に会ったらどうすればいいんだっけ~?怖いよー、怖いよー。 結局さんにも会わず無事ではあったが、私、自然と共存できないのね、となんだかがっかり。 出没の際どうしたらよいか? 後日調べてみた。 熊鈴を持つ、声を出す、から目を離してはいけない、最終手段は熊よけスプレー、だって。 スペインの巡礼道を歩いている時も同じような恐怖に震えていた。 山道では人っ子ひとり会わず、"この世に自分ひとり?”なんて錯覚に陥いってしまうこともしばしば。 「森のくまさん」という小学校の時にならった歌の歌詞を必死に思い出そうとしたりして。 あるひ もりのなか さんに であった はなさく もりのみち~♪ さんに であった さんの いうことにゃ おじょうさん おにげなさい スタコラ サッササノサー スタコラ サッササノサー こんな呑気な歌だったっけ?しかも最後はさんと仲良くハッピーエンドだったような。 スタコラサッサと逃げられるほど頭の回転のよくない私を自分で心配になり、足早に山道を通り抜けた。  スペインの巡礼道 ここでも幸いなことには出会わなかったけど、ころころと太った野ブタに出会った。 恐怖のために足がすくみ、道のまん中でそのとお互い見つめ合ったまま数分間じっと動かずだったことも思い出した。 次の休憩所でやっと人間達をいっぱい見てホっとしていたところ、このに遭遇した人たちが たくさんいたことがわかった。の話題で持ち切りであった。 フランスから来ていた女の子もやはり道の真ん中でと数分間見つめ合ってたそうだ。 みな同じことしてるのね。

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