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2004/10/17
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カテゴリ:お楽しみ
今日は大忙し。まずは飯田橋のギンレイホールでフランスのオゾン監督の『スイミング・プール』を観ました。
で、その後日比谷の日生劇場に、『髑髏城の七人』を観に行ったので、今日はまずは『スイミング・プール』の感想を。
(『髑髏城』は明日書くことにします)

イギリス人女流作家サラ・モートンが、ほのかに気のある出版社の社長・ジョンから借りたフランスの家。
彼女はそこでジョンの娘・ジュリーと出会い、美しいブロンドとスタイルのよい若い娘に嫉妬と羨望のまなざしを向けつつ、あら捜し。
ところがアラだらけのジュリーは、そんなサラに見せ付けるかのように毎晩違う男を連れ込むような娘。

この家にはプールがある。清らかな水、裸で泳ぐジュリー。
徐々に彼女に見せられていくサラは、奇妙な取り合わせの同居生活をするうち、彼女はジョンと別れたフランス人の妻(ジュリーの母)に興味を抱く。
ジュリーに聞けばニースに住むという。かつて小説を書いたが父にけなされたので焼いたと。

そのうち起こる殺人事件、調べるうちに知るジュリーのうそ。そして事件の真相と後始末。

二人の間の会話は英語。しかしフランス映画だけあって、謎は多い。
ほんとにあのまま終わっていいの?!みたいな。。。

最後は理解しあう二人。シャーロット・ランプリングのサラは、知的だけど、ミステリー作家だけあって好奇心が人一倍強く、中年女性のいやらしさも出す。

リュディヴィーヌ・サニエは、前作『ピーターパン』のティンカーベルから打って変わって、父に捨てられ、ファザー・コンプレックスを持つ若い女の役。ちょっとだらしなくて、でも美しくて。イギリス人中年女性なら、いかにも嫌いって感じ。(あ、日本人女性も?)
不幸なわがまま娘という感じ。日本なら支えてくれる人(父なり、サラなり、あるいは未来の夫なり)と幸せになりました、という筋書きになると思うけれど、彼女はまた一人で生きていく。
(しかしすばらしいスタイルで、裸で泳ぐシーンにはみとれてしまう。)
オゾン作品は前作『8人の女たち』に続いての出演。
期待の若手女優の一人です。

父は、彼女を捨てたようでも忘れずにいた、とわかるラストシーンが悲しい。

あの二人は二度と再会しないと思うけれど、でも絶対にお互いを忘れない。
秘密は死ぬまで心の中に。十字架を背負って生きる。
とっても切ない映画でした。

(~22日まで、飯田橋ギンレイホールで上映中)

* * * * * * *

(日本シリーズ第二戦)
あーあ、今日は松坂くんで負けちゃったんですねぇ…残念。

* * * * * * *

今日は観劇後にスパニッシュの「エル・チャテオ」で食事。
友人に楽天広場&アフィリエイトを紹介したので、近日登場することでしょう!楽しみ♪






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Last updated  2004/10/17 11:29:42 PM
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