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NHK大河ドラマ「新選組!」が12日最終回を迎えました。
開始当初は「史実と違いすぎる」との批評が多く、キャストのキレ味も「これってどうなの?」という感じでしたが、京都へ上ってくる頃からだんだんよくなり、山南敬助、平助、源さんと仲間が減って、時代の移ろいとそれに抵抗する男たちの悲しい戦いが、暗くなりすぎず、軽妙に描かれたように思います。 いくらでも重たく描けるよく知られたストーリーを、わざわざ三谷幸喜に脚本を任せたのだから、こうなることは半ば予測できたわけで、それを期待した人には意外としっかり描かれていると感じたのではなかろうかと思います。 特徴としては、やはり若い男性らしさ普通っぽさを強調してかかれたことと、舞台で活躍中の俳優を数多く起用したことでしょう。 劇団☆新感線からは古田新太さんと粟根まことさんも出演! 舞台でお見かけする個性派俳優さんたちが、「この上手な人、誰?」テレビで話題になって全国区になっていくのは小気味良い気がします。 主役の慎吾くんが抑えた演技だったことで、周りの若いキャストがノビノビ動けたのでは?とにかくよろしいバランスでした。 みんなが集まるとこちらも楽しい気分になる。同級生の男の子たちみたいな気安さを感じるのかもしれません。 ―次に会う同期会で、我が同期たちが老け込んでいないことを祈ります― 先日のSmaStationに三谷氏以下がその若い主要キャストが勢ぞろいしましたが、オダギリくんの姿が見えず残念。 実はオダギリファン。。。 山本・土方が最大の功労者ではないでしょうか?とっても人間味溢れる土方像を作ったと思います。 前半では沢口靖子のおみっちゃんが好きでした。底抜けに明るくて、庶民女性の強さを見たように思います。 後半では山南さんの恋人・明里が、ぬるくて、でもちゃんと本質をわかってるところがいい女だなと思いました。 最終回は通常よく見られる「これってほとんど回想じゃない?」というのではなく、近藤がみなに「誠の、そして最後の侍である」と思われて、潔く死んでいきました。 今まで「男の世界」とちょっぴり敬遠していた新選組。今度は「史実に忠実な小説」を読んでみたいと思います。 お勧めがあったら教えてください! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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