lunatic

2009/07/21(火)08:30

民主党政権は本当に大丈夫か

論評(76)

自分は、自民党の支持者ではない。 というか、無党派層に属するのだが、最近の民主党の決定には疑問を感じざるを得ない。 (1)夫婦別姓明記見送り 夫婦別姓に関心のある人は、おそらく1割もいないだろうから、 この決定自体は仕方無いものと思うが、問題はその動機である。 「これまでは野党だから(否決前提に)提出できた」 有権者は、野党の時のやり方を見て、1票入れるのであって、 人気取りで、法案を提出していたとしたら、もってのほかである。 (2)海自インド洋給油:民主一転、特措法期限まで「継続」 これだって、自民党政権の時に反対をして、給油を止めたのは民主党であった。 ところが、自分たちが責任を持たないといけない段になると、給油を続けると言う。 これは、あまりに無責任で、当時の責任政党だった自民党が可哀相に思える。 (3)高校無償化、来年度から 高校は義務教育ではないのだから、全額免除は、国民に対してフェアではない。 「不況が深刻になり、高校進学を断念したり、入ったものの中退したりする生徒が増える」 からだというが、それなら、奨学金で対応すべき。 日本には、返済無しの奨学金が非常に少なく、そういう制度を導入したら良いだろう。 子育てを社会でやるという考えには賛同するが、 保育所が無くて困っている人たちを助けるのが先だろうに。 (4)高速無料化 高速道路無料化によって、経済が促進されるかもしれないが、 炭酸ガスを減らすと言う国際的な要請がある時に、この政策は退行している。 同時に、環境問題対策も行うべきだろう。 このような人気取りの政策では、自民党と変わらない。 欧米の2大政党は、もっと主義主張が異なっているから、政権選択できるのであり、 この調子では、国民の期待は失望に終わるのではないか。 おそらく、これなら自民党と変わらない、ということになると、 自民党の復活が有り得る。 民主政権は、もしかすると短命かもしれない。

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