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線香花火

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しつこい

「しつこい」と言われた人は世の中に何人いるだろうか。

今の若者達は「しつこい」ことを「うざい」という表現で終らせてしまう。

しかし、深く考えると「しつこい」ということは熱意の表れであり

人の強い意志の元に生まれた行動なのである。

とはいえ、「言葉を発しないでしつこくつきまとう」ということは

単なるストーカー(つきまとう人)であり、熱意の表れとはいえ
100%迷惑なのである。

よって日本でも犯罪という部類に入っている。

言葉を発した場合の「しつこい」はどうだろう。

しつこく頭を下げてお願いしたり、しつこく異性からデートに誘われたり

言葉を発した「しつこい」ではおそらく100%迷惑でもないだろう。

言葉にはそれぞれ意味が込められており、それがしつこかった場合

何度も繰り返されている言葉の意味は熱意として表れないだろうか。

つまり、(言葉を発した場合の)「しつこい」=「うざい」ではなく

(言葉を発した場合の)「しつこい」=「熱意」なのである。

例えば、10~100回明日会ってと頼まれたら

どんな理由があるにしろ、おそらく誰でも承諾、または少し考慮するであろう。

つまり、その熱意に押され、心が動くのである。

人間はつめたい感情も持っているが、同時にあたたかい感情も持ち合わせている
のである。

しかし、例外として「無理な(言葉を発した場合の)しつこい」はどんなにしつこくても「無理」である。

例えば、他人から命を下さいというようなお願いを
10~100回頼まれたとする。

それは誰がどう考えても人間には無理なことであり
それをしつこくお願いするということは「ストーカー」と同じ部類に入り
犯罪に近いことである。

つまり「人間として絶対(100%)無理ではない(言葉を発した場合の)しつこい」
では熱意として評価され、相手に承諾させる、または考慮させることができるのである。

無理なことと無理でないことを正しく判断し、
「(言葉を発した場合の)しつこい」をすると相手の心を動かすことが
できるだろう。





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