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2002年03月26日
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 日本テレビ界における長寿番組といったら、「のど自慢」「サザエさん」「水戸黄門」といったところだろうか。日ごろテレビを見る習慣の無い私前者2つは殆ど見ないが、「水戸黄門」だけは、定番番組になっている。
 我が家は、特に父と私は「勧善懲悪」モノに弱い。小さい頃から一緒に「太陽にほえろ」「遠山の金さん」「大岡越前」「西部警察」と見てきた私は、一話完結方式で、かつ最後には悪者が必ず制裁を受けるという実にわかりやすい、言い換えれば単純なストーリーに、日ごろの鬱憤を晴らす手段を見出しているわけだ。
 特に時代劇は、悪者はいかにも悪者らしく、金糸を縫いこんだお仕着せをこれ見よがしに着込んでいるし、もう人相からしてあちらの世界に行っている。それに対して正義の味方である「金さん」や「ご隠居様」「北町奉行」は、金さんは例外としても、上品で穏やかで、実にジェントルマンでもある。イギリス紳士の、あのジ
ェレミー・アイアンズを深く深く愛する私としては、大岡越前に扮する加藤剛は、名優ジェレミーの醸し出すデカダンスにかなわないまでも、なかなか良いセン行っていると思っている。
 さて、黄門様である。はっきり言って、このご一行はかなりのおせっかいだ。旅する先々で、これでもかというほどに他人のトラブルに頭を突っ込む。そして時と場合によっては事態を少々複雑にしたりしつつも、最後には、「ここにおわすお方をどなたと心得る! さきの副将軍、水戸光圀公であらせられるぞ!」という格さ
ん助さんの一言と、あの印籠(とあの音楽)によって、瞬時にすべてを丸く治める。それまでそこらへんで全員入り乱れてチャンバラしているはずなのに、「静まれ静まれぃ!」という助・格の掛け声で静かになるのもどうかと思うが、いずれにしてもこの一連の作業は実に流れがよく、神業に近い。さすが週に1回各地の庶民に正体を暴露し続けているだけのことはある。そのうち日本全国津々浦々までご隠居さまご一行の人相書きが出回ってしまうのではないかと心配しているのは、私だけではないだろう。
 石坂ご隠居になってからは、非常にパワー・アップした。年齢が若返ったというのも理由の一つだろうが、石坂ご隠居は、(たぶん)前例のない「怒れるご隠居」なのだ。これまでのご隠居さまは、彼の正体を知っている我々から見たら、その地位に拠る自信からくるものなのか、その穏やかさが物足りなかったりした。ところ
が、石坂ご隠居は、怒りを隠さない。はっとするほど厳しい表情をするときもあり、非常に人間的なのだ。そして言動も、厳しくも暖かい情愛に満ちている。この石坂ご隠居に変わってからというものの、よく出来たストーリーとご一行の名演技によって、私は「また今週もやられて(泣かされて)しまった」と悔しがっている。
 皆様も、時には「水戸黄門」、いかがでしょうか。日ごろ忘れている義理人情の温かさに泣かされること、請け合い。安心して見ていられるテレビドラマというものは、現代人の我々に非常に有難いものではなかろうか。





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最終更新日  2002年03月27日 00時02分38秒
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