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LYNNのいたずら毎日

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2002年07月31日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
紙で作られていない辞書の存在を身近に感じたのは、一年ほど前だった。辞書というものを手許におくようになってからこのかた、辞書といえば紙だったのだが、それも今は昔。

 大量の原子力関係技術資料の和訳の仕事が入ったとき、これは困ったと思った。専門用語オンパレードのはずだから、リーダーズなどの辞書でも絶対に役不足だろうし、更に原子力関係の部署にも専門用語辞典に近いものは用意していなかった。時間も限られているので図書館に出かけている暇も、書店から取り寄せている時間もな
い。さて、どうする。

 そのとき思いついたのが、インターネット。ネットであれば24時間調べものもできる。専門用語サイトのようなものを作る物好きが一人くらいいたとしても、おかしくはないだろう。

 実際に調べてみると、辞書サイトは沢山あった。市販の紙の辞書をそのまま電子データ化したサイトもあれば、単語だけでなくフレーズ化したものまで辞書化したサイト、専門用語サイト、同義語サイト…。著名な英英辞典のサイトの中には、それも丸ごと電子化したものもあり、そのサービス精神に驚いた。これじゃ、紙の本体が売れないじゃない。

 結局は、いくつかの専門用語サイトと、前述したフレーズまで含めた辞書サイト(アルクの英辞郎)を駆使して、なんとか仕事を手早く終えることができた。もし紙ベースの辞書と格闘していたら…想像するだけでぞっとする。その仕事の少し前に、別な資料の英訳も担当したのだが、そのときは、巨大な紙の辞書を数冊ならべて、各辞書を行きつ戻りつして非常な苦労を強いられたことを思い出す。

 とはいえ、ネットでの辞書は万能ではない。このような辞書サイトでは、その言葉の持つ深い意味や語法・背景等を省略していることが多い。手軽に簡単に言葉を見つけることはできるが、少し突っ込んだレベルは辞書サイトの範疇ではない、というのが私の結論である。

 今では、ほぼ毎日英辞郎サイトやバビロンなどを使っている。紙の辞書にはない簡便さには、大いに助けられている。一方、手垢のついた、アンダーラインで黒くなった辞書にも、ある種のノスタルジーを感じてもいる。





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最終更新日  2002年07月31日 20時13分00秒
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