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実は私、雷が結構好きだったりする。いや、好きというのは、誤解を招く言い方なのかもしれないから、訂正すると、雷が光っているのを、つまり稲妻だが、を見るのがすきなのだ(結局余り変わらないかもしれない)。
通っていた中学校は、巨大新興住宅地の裏手にある田んぼのど真ん中に建設されたものだった。ある日午後に空が暗くなり、雷が鳴り出した。鳴りだしただけでなく、激しい雨とともに、稲妻が縦に走っていた。丁度休み時間中だったから、私は窓際に駆け寄り、しばらくその光景を眺めていた。怖くて、恐ろしくて、でもとても美しいものだと、そのときに思った。 雷は、勿論自然のなせるわざ。災害となりうることも承知している。だが、あの稲妻は、とても神聖なものに思える。何かが天から降りてくるような。ちょっと大袈裟かもしれないが、稲妻を見るたびに、敬虔な気持ちになるのである。 そういうわけで、今日もベランダから少しながめていた。世界が平和になるといいのに、と思いながら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年09月03日 19時41分33秒
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