|
カテゴリ:フランス
バレンタインデー。
日本の若き男たちがその血をたぎらせチョコを求める日(言いすぎ)。 フランスでも当然、バレンタインデーは存在します。といっても、チョコをやり取りする習慣はありません。あれは日本の製菓業界の販売促進キャンペーンですから。 フランスのカレンダーには365日、誰かしらカトリックの聖人の名前がついています。聖ピエール(ペトロ)の日とか、聖ジョン(ヨハネ)の日、とか。 昔はその中から子供に命名することが法律で義務付けられていたのだそうです(未確認情報)。 どうりで同じ名前の奴が多いと思った。同じ職場の中にピエールも二人いるし、ベルナルドも二人いる。しかも、こっちの人達って、ファーストネームで呼び合うから、ピエール同士が「やあ、ピエール、元気?」ってやっているのを見るとちょっと違和感あり。 どうやってその日を振り分けたかは不明ですが、まあ、よくこれだけ聖なる人がいるもんだと思うくらいです。 ちなみに、私の誕生日8月15日は聖母マリアの昇天日(和風に言うと命日)だそうで、「聖母マリアの日」です。 で、フランスに行った事が有る人とかガイドブックを読んだ人は分かると思うのですが、「ノートルダム寺院」ってやたらめったらあると思いませんか? 私の故郷、京都にもノートルダム女学院って学校があったし。 実は、ノートルはフランス語で「我々の」ダムはフランス語で「令嬢、淑女」なのです。つまり「我々の淑女=聖母マリア」というわけです。 んじゃ、12月24日は、というと当然、キリストの日です。聖ニコラウス(=サンタクロース)の日ではありません。 しかし、ちゃんと彼の日も存在して、12月6日です。なのでスペイン、オランダではこの日にサンタが来るそうです。 閑話休題。 で、2月14日はフランスでも聖バレンタインの日、です。でもただそれだけ。 バレンタインさんはフランスではイマイチ人気が無いようで、その名前のついた人物は見たことがありません。 もし、チョコレートにまつわる日本の習慣が世界に広まったら、聖バレンタインさんがトナカイとソリに乗ってやってきて、世の恵まれない男性たちにチョコを配る、なんて童話が出来ていくのでしょうか? んなわけ、ないな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.15 22:51:03
[フランス] カテゴリの最新記事
|
|