テーマ:今日の出来事(292540)
カテゴリ:徒然草
今日の読売新聞を読んで愕然とした。
2000年11月以降に虐待死した子供が152人も居ると云う。 児童相談所や保健所の対応に関する記事だった。 「(無責任に子供を創る行為だけ一人前の)親になる資格も無いような酷い親の元に生まれ殺されたのか」と、悲惨な報道のたびに胸が苦しくなる。 このような最悪でどうしようもない親の殺人は別の問題として置いておきます。 孤立無援で育児ノイローゼで殺してしまった親の話も、とりあえず置いておきましょう。 私が常々思っていたのは、子供と接する機会無しにいきなり親になるのも事件の根底に有るのではないかと云う事。 それから、そのような人達が自由気ままに過ごせた時間を全て育児に専念する事になるゆがみ。 「たまには夫婦で楽しんで来なさいよ」なんて月に一度くらいでも気軽に言ってくれる気配り行き届いた優しい姑でも居れば良いが、そんな恵まれた環境の人は一握り。 多くは単家族で、(さらに、子の父親すら子供を面倒見る余裕も無く・・・これは別の意味で非常に問題だが)育児は24時間体制の母親の仕事になっている。 母親の病気で入院でもすれば保育園や施設で一定期間預かってくれる制度は有る。 友達と飲みに行ったり、カラオケに行ったり、ウィンドーショッピングで1日ブラブラ気ままに過ごす為になんてのでは預かっては貰えない。 これでは、子供に接する機会も無くいきなり閉塞空間で24時間育児に専念する事になった不慣れな母親は、逃げる場所も息抜きする時間も無くノイローゼにもなるだろう。 ベビーシッターが一般的になると良いなって思う。 国によっては、乳幼児だけで留守番させるのすら犯罪だ。 だからベビーシッターはどうしても必要なもの。 アメリカなんて、ハイスクールの生徒で特に何も免許が無くてもベビーシッターのアルバイトしたりするじゃない? 日本で子供に免疫の無い若者にいきなり預けるのは問題が多いと思うが、保育師・看護師・医師・教師・などの将来的に子供と関わる可能性が有る人達に一定のプログラムを受けさせて合格出来た人を研修と云うかたちでベビーシッターのアルバイト許可したらどうかと思う。 早くから子供に接すれば子供にも慣れるし、体験した事は将来的にも生かされる可能性は高い。 全員が志す道には進まないだろうけれど、子供を持った時にも生かされる良い経験になるのではないかと思う。 親にとっても利が有って、後に親になる者達にとっても利が有る。 そこで先ほど「とりあえず置いておいた」件。 ベビーシッターと云う援助のおかげで、孤立無援でノイローゼによって虐待する母親が減る可能性が有る。 子供の世話をする体験によって、泣かれるだけで持て余しパニックになって虐待しかねない将来的に親になる人達に免疫を付ける可能性が有る。 そうそう・・・泣かれるだけで持て余して(中には)放置したり投げつけたりする人が居るわけで、研修ベビーシッターは、常に2人一組で互いを助け合ったりもして監視しあえるような体制は必要かも。 町内掲示板に「当方○○学園の生徒。ベビーシッター研修許可書有り。水曜6時~9時まで引受け可能。」なんて張り紙が有って、いつでも誰でも気軽に頼める世の中ならば亡くなる子供の一部は今でも元気に笑っていたのではないだろうか? 私ですか? 私自身は、子供と一緒にジャレてるのが結構好きで・・・そんな期間が案外短い事を知っているのでいつも一緒に居たいから全然平気。 だけど、もしもそんなシステムが当たり前のように有ったなら、インフルエンザとか流行ってる時期にはあまり人ごみに連れ出したくないから遠出する時には利用したいなって思うし、特に鬱積してるわけじゃないけどたまに大人だけで飲みに行くのもイイかもね。 幼児連れでは避けたいホラー映画とか、文芸系のお芝居も観に行けてイイよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月07日 16時05分51秒
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