2006/03/16(木)22:33
DEEP PURPLE 「BOMBAY CALLING」
インドはボンベイでのライブ映像。
95年のものなので当然、ギターはリッチーではなく、スティーブ・モース。
私的にはパープルがパープルなのは5期までとしているので、範疇外であるけれど、なんとなく買っちゃったし、最後まで観ちゃったのでレビューします。
購入は昨年の秋、某心理の研修会で京都に行ったとき、四条河原町のCDショップで安売りしていたのを発見。たしか、新品で1100円だった。
私が買ったのは韓国製で字幕がハングル語しか出ない。5.1チャンネルサラウンドと表記してあるけれど、なぜか3チャンネルにしかならない。
箱の裏の解説(ここは英語)を読むと、長らく行方不明になっていた映像だけど、ひょんなことから発見されたお宝物ということだ。
果たしてこのライブのどこがお宝か、評価は微妙なところだ。
スティーブ・モースが加入直後だということと、観客のインド人が黒くて怖いことが一応ポイントになるであろうか。
冗談はさておき、「公式海賊版」と謳ってあるほど映像はひどいものではない。
オープニングの「FIREBALL」の冒頭がちょん切れているけれど(インタビューでうまくごまかしている)、それ以外は問題なし。画質・音質ともにクリアーである。
演奏の方はいたってリラックスした雰囲気。
スティーブはうまいギタリストだし、トミー・ボーリンほどリッチーのマネをする気はないみたいで、自分勝手に弾いている。ツボのフレーズは
「オレの方がうまいよお」と言いたげに、音数120%増しの力演。
以前に較べるとインスト部分がぐっと減り、ソロは短め。
その分、イアン・ギランの負担が増えるが、高音はかなり苦しそう。「CHILD IN TIME」はまあ頑張っているが、「HIGHWAY STAR」は悲惨。
横で観ていた嫁さん(ロックにはまったく興味なし)が、
「声出てないねえ」と思わずつぶやいたほど。
ビジュアル的にはやたらノリノリのロジャーと、オバさんパーマがナイスなイアン・ペイスをチェックされたし。
日本盤に限っても再発売するたびに値段が異なる(つまりどんどん安くなる)作品なので購入の際にはご注意を。