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カテゴリ:教育者の愚痴
教科会で負けた。多勢に無勢。
1学期期末考査の結果思わしくなかったから再テスト(期末考査のテストをチャラにしてやり直す試験。主に平均の点数がその高校の赤点の点数を下回るときに行う)を提案して1年1組から6組は僕を含めて3人の教諭で授業をしているからテスト返還しながら予告した。が、残りの7組8組10組の担当者から再テストはしないと強い要請があった。僕の味方はいない。 1再テストをする理由は教科書の問題レベルの問題がほとんど解けないで評価するのはおかしい。それに数Iは倍ぐらい平均点が高い。 2再テストをしない理由は定期考査で勉強しなくても再テストや追試でどうにかなると生徒に認識されて勉強をしなくなるという。 さて、どっちが生徒のためだろうか? 追試考査も追認考査も混同している連中がよく言えるものだ。一般には追認考査は前年度に単位保留になった科目の単位を修得するために行う試験や課題などを指す。そして、追試は定期考査や章末節末テストなどの確認テストで合格点に満たない生徒対象に行う試験だ。 今、勤務している学校では前年度に単位保留になった科目の単位を修得するために行う試験を追試と呼んでいる。 どんなに先輩教諭でもおかしい。 しかも、今回の期末考査の試験問題をみんなで見て、 「文章題も計算も多くて30点とるのは難しい」 とか、 「どこで点数を取らせるつもりだった?」 とかのたまう。そして、去年の問題と見比べる。 これはみんな教科書の例題レベルだ。全部が点数を取らせる問題なのに。去年と今年の1年生は別人だ。 そんな考えを持っていても周囲の教諭は長いものに巻かれていく。ここで僕一人が我を通しても仕方がない。 追試と再テストも混同している輩。 ある生徒のいった言葉が心に刺さる。 「先生、平均点が低いのは先生たちも反省すべきなんだよ。”教え方がまずかったかなぁ”とか、”テスト問題が適切だったかなぁ”とか」 成績のつけ方もだいぶ違うようだ。 学校の規模で成績のつけ方が違う。試験の価値観、生徒観が違う。 わかっているが、解せない。 僕はいっぱい試験をしていいと思う。せめて学校の試験ぐらいチャンスがいっぱいあってもいいはずだ。成績だって平均点を合わせるだけでいいんじゃないのか? 僕は異端者のようだ。生徒を甘やかしているんだろう。逆に僕は彼らが試験をすることを面倒臭がっているように見える。 教師っていったい何なんでしょう? ”生徒のために”という言葉が乱用されて悪用されている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月04日 23時39分53秒
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