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カテゴリ:映画
45才Mrガチぼっちの「ありのこ」です。 映画「ラストマイル」を観ました。 『ラストマイル』OFFICIAL BOOK (TVガイドMOOK) 映画「ラストマイル」は社会派ミステリーとしてすばらしい。2024年の社会派ミステリーとして良作だと思います。社会派ミステリーって時代を反映します。 というか時代を反映してないとダメ。 たとえば 松本清張の社会派ミステリー「点と線」 点と線 (新潮文庫 まー1-18 新潮文庫) [ 松本 清張 ] ビートたけし 松本清張 点と線 [ 内山理名 ] 「点と線」では男女の死体が博多で見つかります。 福岡の刑事と東京の刑事が男女の死体にまつわる謎に迫っていく。 「点と線」には東京と博多を結ぶ寝台特急「あさかぜ」が出てきます。 「あさかぜ」が誕生した翌年に「点と線」の雑誌連載がスタートしています。 まさに時代を反映している。 そして「点と線」には〇〇省の汚職事件が出てきます。 このころ、現実の日本で汚職事件・疑獄事件があって、この時の社会問題を小説に反映しています。 映画「ラストマイル」も2024年の社会問題を取り上げてますよね。 日本を支えているはずのエッセンシャルワーカーたちがワーキングプアである。 食べるものはあるけど貧困状態=プチ貧困。 ラストマイルは2024年の貧困、プチ貧困も描いていると思います。 noteでも「ラストマイル」について書いています。 note記事「映画『ラストマイル』から考える現場軽視の日本社会、そして理不尽へ」 宅配員の方だけではなく、宅配員をこき使っているはずのDAILY FAST(≒アマゾン)の社員たちも幸せには見えません。 なんか、日本全体が不幸な感じです。 note記事「社会派ミステリー映画「ラストマイル」で見える日本社会の理不尽さ」 2024年の理不尽さをうまくとらえた。 だから映画「ラストマイル」は大ヒットしたのだと思います。 シェアードユニバースと呼ばれる方法がうまく当たったのも大きいと思います。 「シェアードユニバースって何?」という方はコチラをご覧ください。 note記事「映画『ラストマイル』大ヒット!シェアードユニバースが新たな成功法則となるか?原作モノ映画が失敗連発するのと同じ道をたどるか?」 『ラストマイル』OFFICIAL BOOK (TVガイドMOOK) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.02 11:08:44
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