新美南吉
「ごんぎつね」などで知られる新美南吉は昭和13年~18年の間、安城市で教員をしていました。先日、半田の南吉記念館へ行った時に知ったのですが、安城時代が南吉の幸せのピークだったようです。そんな南吉の残した日記には安城駅前商店街のお店が何軒も出てきます。当店も登場するのですが、吉野屋ではなく、隣にあった「豊喜」の名前で登場します。日記 昭和14年2月4日「豊喜といふいつか飯をたべにはいったことのある料理屋へいった。案内を知ってゐると見えて、どうぞ此方へと井上がつれていったところは店の横の体一つがやっと通れる細い露地だった。つきあたりに茶室風の小さい玄関があり、小さい廻廊みたいなものを通って二階へあがった。東側の六畳の間で畳がかなりよごれてゐるし、何より寒い感じだ。」https://www.library.city.anjo.aichi.jp/kyoudo/nan010.htmlよりコピー 店名が違う上、良くは書かれていません。でもその座敷と机は現存しています。 昨日、中部小学校の4年生15名と引率の方3名で南吉の足跡を辿る授業で来店してくれました。当時の店舗の見取り図の資料を見ながら日記に照らし合わせながら、皆さんに南吉が歩いた廊下、階段、お座敷を見ていただきました。 子供のランランとした好奇心ある目はいつ見ても元気が出ますね。ご希望の方はお気軽にお問合せください。お問合せ0566-74-1717まで。