2024/05/13(月)00:00
千と353話:忘れたコロにじゅかいのがっこう
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今回の舞台は…
岩光山(いわこうさん)南麓の樹海。
小太郎達は、樹海の学校で
西念先生の授業を受けている。
もふお(下中)「起立!
礼!
着陸…んぁ…!?」
ロボットニュートロン
「ラジャー、マハラジャー!」
もふお「小太郎💦見るな~💦」
小太郎「うぱ?」
ドカーーーン!!
…
どかこ~ん!!
姫様(左上)「💢操縦ヘッタクソ!!💧」
ニュートロン「ソレホドとか
でも、ありますとか💦」
西念「…だから、誰も褒めてナッシング…
もとい!本日の授業は、《一蓮院秀存談合録》
より、三州おみつ同行のエピソードをば…!」
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(カッコ内は、管理人ぶうぶのまあちによる補足です。)
《一蓮院秀存談合録》より一〇三、地獄の釜ぶたの上にいる。三州重原のおみつという同行はなかなかの厚信名人でありた。外の人達が、あなたはよく喜びになりますというと、(おみつは)手をふりて、
いやいや私はそのようなものではない。地獄の釜ぶたの上にいると申された。・一〇四、火の車の軸物。おみつ同行は神谷彦十という絵師に、自分が火の車に乗りておるところを
描いて貰うて、これを見ては始終喜んでおられた。・一〇五、信次郎士とおみつ同行。信次郎、おみつ同行の所へ立ち寄り、ご相談すみて、帰られんとする時、
(おみつは)奥より這い出して、「さっぱりあかぬ、さっぱりあかぬ、さっぱりうそじゃ、さっぱりうそじゃ。」信次郎いわく、「なぜに」 と
いわれたれば、(おみついわく)「仏様はちょっともおがんだことはない。念仏は大きらい。孫子が党は、死にさらせばよいという奴だで」 信次郎いわく、「どんなやつでも如来様の仰せばかりはほんまだぞや」(おみつは)「ほんまかいな。みつはようこい、ほんまじゃと仰せらるる」
というて喜ばれた。・一〇六、おみつの平素と臨終の言葉。おみつは、着物はよいものから売りては、ご本山に上げ、しまいには襦袢
一枚になりて、寺参りには子どもの着物を借りて、孫子と共に参られた。臨終に船見という人から手紙を送られた其の中に、如来様は必ず助けるとある
お言葉を、子息の久兵衛が三度よみきかせられた時、(おみつは)ひょっと
したらのうとの返事でありた。これを聞いた人々皆不審に思うて、不定心の
ように悪さまにいうた人もありたが、これが吉郎右衛門の臨終の、地獄やら
極楽やら分かりませんといわれたと、好一対の名言じゃ。・
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西念「さて…《おみつ同行》の
エピソードについて…
皆で話し合ってみよー!」
ペロ「おみつ同行が『地獄の釜ぶたの上にいる』て
言ってたトコ…※親鸞聖人の『いづれの行もおよび
がたき身なれば、とても地獄は一定(いちじょう)の
すみかぞかし。』との仰せと好一対だケン!」
※《歎異抄》第二条より
西念「おみつ同行は、『仏様はちょっともおがんだ
ことはない。念仏は大きらい。孫子が党は、死に
さらせばよいという奴だで。』と、自身の機を見て
おった。親鸞聖人も、自身を厳しく分析されての
『とても地獄は一定のすみかぞかし。』でありた。」
ミミ「おみつ同行が、自分が火の車に乗ってる
絵を書いてもらって喜んでるトコが、印象的だ
ピョン!」
西念「古人は、『火の車造(つく)る大工はなけれ
ども己(おの)が造りて己が乗り行く』と言っていた
ものである。」
もふお「麻…浅原才市(あさはらさいち)も、
自分の似顔絵にツノを描き加えさせたっけな?」
西念「💢もふお!今、ドサクサに紛れて
アレなコト言い掛けてナッシング!?💧」
サブー「ぱごぉ!おみつ同行が、信次郎士から
『どんなやつでも如来様の仰せばかりはほんま
だぞや』て諭されて喜んだトコ、印象的!」
西念「三河のおその同行も、香月院深訪師の
『たとい十悪五逆の罪人であろうとも、われをたの
め、必ずたすくる。これが如来様のおおせじゃ。』
なるおコトバに、『百のものを十につづめ、
十のものを一つにして、ようこそ親さまのおおせ
をお知らせくだされた。』と喜ばれたそーな。」
ジェイミー「おみつ同行が、着る物殆ど売ってまで
お布施してたトコ…※蓮如上人が『堺の大商人・
日向井屋は、大金持ちだケド信心ナッシングだった
から、仏になれナッシング!一方、大和の国の了妙
は、着替えもナッシングなホド貧乏だケド、信心
得たから、仏になるコト間違いナッシング!』
みたく仰せられたの、思い出しました!」
※《蓮如上人御一代記聞書》より
西念「おみつ同行の臨終の『ひょっとしたらのう』
だが…私も※小林一茶の『たゞ自力他力、何のかの
いふ芥(あくた)もくたを、さらりとちくらが沖へ
流して、さて後生(ごしょう)の一大事は、其(その)
身を如来の御前に投(なげ)出して、地獄なりとも極
楽なりとも、あなた様の御はからひ次第、あそばさ
れくださりませと、御頼み申(もうす)ばかり也。』
を思いだしたぞ。」※《おらが春》は《あなたまかせ》より
小太郎「うぱ…おみつ同行…💧
孫子(まごこ)…いる歳(とし)…💧
襦袢(じゅばん)…一枚…💧
うぱ~💦うぱ~💦
小太郎、地獄、見たYo💦」
西念「小太郎には、刺激が
強過ぎたか…別の意味で…💧」
ソレ以外「…(絶句!!)」×5
…てな感じに…投稿文字数
13000字切ったのでした!
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