岩屋寺 続きさあて、またも山越え。心も身体も元気いっぱいなのだが、最後の坂はあまりの急角度。 10歩いっては一休み、後ろ向きに3歩登っては一休み。 途中で、どうやら俺は下からみたあのハゲ山に登っているらしいと気がついた。のんきなもんです。 ところが、その倒木でハゲチョロになっているところで道が消える。 そ、そんなー。今さら引き返せないよ・・・と思ってよく見たらありました。 崖に沿って細々と。 左は急角度の崖で、さすがに緊張しました。おお、怖。 右手前まで道がある。写真中央にうっすら見えているのが、その先。 崖の角度がわかってもらえないのがくやしい! 斜面を登りきってホッとした。上からはこうだが、角度がたいしたことなさそうに見えるなあ・・・もうっ。 最後の峠の頂上で休んでたら、なんだか胸がいっぱいになる。 去年の今頃はひとりぼっちになったばかりで、毎日ただただ沈みきっていたような気がする。 1年経って、今僕は誰もいない四国の山の中にいる。 考えもしなかったねえ。 僕なりに頑張ってはきたつもりではあるが・・・こうやって歩いてる僕の姿を母は喜んでくれてるかね。 歩くことが本当に供養になるのか・・・しばらく考えこんでしまいました。 ここからは下り。下の方から読経の声が聞こえてきた時は嬉しかった。着いたー! はい、わかりました。 45番「岩屋寺」 まさしく霊場という感じの荘厳さ。 これは下から見上げてるところ。 この上にもお堂があるらしい。 かなりの高さなので登らなかったが、近くにいたおじいちゃんが、「登ってみようか」と言って、連れのおばあちゃんに「歳を考えなさい!」と怒られてました(笑)。 参道にはずっとお地蔵さんが。 僕は後ろの山を越えてきたのだが、降りる時は参道を駐車場まで降りた。 かなりの人が参道の途中でへばってた。 この参道の坂もかなりのもので、お年寄りにはキツかろう。 この日は44番「大宝寺」を打ち、久万町まで。 途中ですれ違った歩き遍路さんに「ここはいいよ」と教えてもらった民宿へ泊まる。 ここはホントに良かった。ご主人は若い方だが感じよく、料理も良かった。 ひとり用の鍋がでた。こういうの忘年会とかででるとほとんど食べないが、このときの鍋は心にしみたなあ。汁まで全部飲んじゃいました。 もう、あまりに良かったので名前書いちゃいます。 「民宿・一里木」です。ありがとうございました。 ジャンル別一覧
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