遍路日記4・結願8月15日(月)小倉からフェリーに乗る。 満席で、キャンセル待ちの人もいる。 早めに予約しといてよかった。 関門海峡を越えるまで、ずっとデッキにいた。潮風が気持ちよかった。 やはり携帯ではうまく撮れませんねえ。 そのあと、おでんとイカゲソでビール。こんなお気楽でいいのかね。 明日に備えて、すぐ寝る。 8月16日(火) 松山駅からJRで今治まで。 今治から、前回残した60番「横峰寺」を目指し、登り口手前の丹原町まで歩く。30キロくらいか。 今治駅で、早くも御接待を受ける。自分も、バスで回ってるというおばちゃん。 「私も、歩いて回れればええんやけどなあ。がんばりや」 あんぱん2コとポカリスエット。ありがとうございました。 四国の川は、小さな流れもすべて清流であるのだが、今回は「水無し川」が多かった。心配。 6時半から歩き始めたが、10時を過ぎて急激に暑くなる。 道はずっと狭い車道で、休むところも日陰もない。汗が吹き出る。 昼過ぎに、やっと広い国道に出る。スーパーのトイレで鏡を見たら、すでに頬がゲッソリこけていた。 眠ったような商店街。だーれもいない。 ジリジリ焼ける暑さの中、僕の杖の音だけが、カランコロンと響いてゆく。 昼食をとった喫茶店で、バナナとおせんべいの御接待を受ける。 マスターやお客さんとしばらく話す。 さすがにこの夏は、歩き遍路を見ないそうだ。 まだ初日なのだが、休憩中もいろんな方に話しかけられ、しかも皆さん励ましてくださる。 暑さには倒れそうだが、こう親切にされると頑張れるなあ。 夕方、予約していた宿に到着。 道の駅ふうのりっぱな温泉施設で、露天風呂もあり。 足は快調で、前回の股関節が外れそうな痛みはない。 さあ、明日は前回のリベンジ、難関「横峰寺」だ。 下りの道は今も復旧されてないようだが、負けませんよ。 |