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3つの症状

パニック障害には、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」といった3つの症状があり、診断には、この3つの症状が出ているかを確認する必要があります。
 特に「パニック発作」は、パニック障害の基盤となる症状で、急性の強い不安を感じ、発作的に繰り返して起こります。発作は突然始まり、突然終わるといった持続性のなさが特徴です。パニック発作は別名、「エピソード性の発作による不安障害」と呼ばれることもあり、ずっと続いているのではなく、こうしたエピソード的におこる発作は、パニック障害の診断や鑑別に非常に重要な点となります。このパニック発作が、心臓や呼吸器などの病気によるものではないか、鑑別が必要です。
 また、「予期不安」とは、1度経験した苦しい発作を、また起こしてしまうのではないかという不安が生じてしまうことです。この不安が続くことで、絶えず不安な状態になってしまいます。
 さらに、「広場恐怖」ですが、この広場とは、急に助けを呼べない所や急に逃げ出せない所、何かが起こったら恥ずかしいような場所のことをいいます。特に、最初に発作を起こした場所や混んでいる電車、美容院、歯医者、スーパーのレジ並びなどに行けなくなるケースが多いようです。発作を繰り返し、症状が進むと外出ができなくなり、引きこもってしまう場合もあります。


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