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「美意識の違いが大きな差になる」

最近、”美意識”という言葉が気になっています。
というより、自分にとってものすごく大切なモノだと思うようになりました。

人間は皆、日々の生活の中で常に自分の”美意識”に基づいてさまざまなモノを見、考え、感じているのではないでしょうか。
そして、ココロのなかで何かを判断するときにも、常にこの美意識というものが強く作用していると思います。

では、美意識って何なのか?
簡単に言うと、その人にとっての美しさの判断基準というところでしょうか。
ストレートなところで言うと、ファッションやアクセサリー、髪型やメイク、さらには住んでいる家やクルマやペット、ケータイ、お気に入りのお店、遊びに行く場所などなど、、、挙げればキリがありません。
私たちを取り囲む、実体としての身の回りのもの全てが美意識をベースにしているといっても良いでしょう。

しかし、、。
こういうものって普通、その人の趣味とかセンスと呼ばれるものに近いですよね。
美意識とはもっと広義なものだと思います。かといって、「信念」とか「ポリシー」というよりは、もっと身近な概念なのだろうと。
あえて言うなら「自分らしさ」とか「こだわり」「スタイル」というほうが近いでしょう。
そういう意味で、美意識とはその人の考え方や振る舞いに至るまで、無意識な中にごく自然に、且つ強く影響しているものなのだろうと思います。

で、このコラムで私が何を言いたいのかというと、この美意識に対するこだわりや忠実心がその人の人生を大きく左右するんじゃないか?!ということです。
もちろん、人それぞれ今立っている人生のステージによって、意識する”美意識”の種類や大きさ・重みが違うでしょう。

スポーツでもビジネスでも音楽やアートの世界でも私達は常に自分の美意識にしたがって生きているといってもいいかもしれません。

何を目標にするのか、その目標実現に向けてどのようにアプローチしていくのか?
その目標の実現に対して、大きな壁にぶち当たったときに、あきらめてしまうのか、それともとことんチャレンジしつづけるのか?

成否は個人の美意識の差によるものだと思います。
あくまでも自我をコントロールしながら自分の美意識をまっとうしなければなりませんからね。自分自身だけは誤魔化すことはできません。

そういう意味では、アテネオリンピック女子マラソンでの野口みずき選手の金メダル獲得などは分かりやすい例だと思います。
勝負どころで歯を食いしばれるか?リスクを恐れず挑戦できるか?という自分自身との戦いを見事制しました。私もテレビの前で最後まで手に汗にぎりながら観戦しましたが、それはそれは最大限の賞賛に値する快挙だと思いました。
まさしく彼女のマラソンランナーとしての高い美意識が成し遂げた業でしょう。
一方で柔道の井上康生選手にも美意識があります。
常に一本勝ちにこだわる彼のスタイルには柔道家としての強烈な美意識があるのでしょう。結果は非常に残念でしたが、その徹底した姿勢には柔道家としての侍スピリットが十分に気持ちが伝わってきました。

自分の美意識に応えようすると少なからず努力やリスクが伴うことがありますよね?
自分の中で弱さを感じたときには、この美意識が判断基準となるのです。
そのときにこそ、高い自己イメージが鍵を握ると思います。

これを、ボディデザインのためのトレーニングやフィットネスに関して当てはめると、、。
どれだけ自分の目標に対してあきらめずに日々努力を続けることができるか?ということになるでしょう。
やはりトレーニングは辛いですから、自分の中ですぐに言い訳を考えてしまい、それに納得しようとしてしまいます。

今日はちょっと疲れてるからトレーニングを休もうかな?とか、今日はもうこれくらいでやめようとか、頑張ろうとする自分とラクしたいという自分とが葛藤を起こしますよね。
もちろん私も日々そういう葛藤と戦っています。

目標は高く持っておかなければいけません。
ただし、高ければ高い目標であればあるほど、今の自分との距離感を強く感じて、中には絶望的になる人もいるでしょう。

そういうときに私が考えるのは、「どんなに優れた人でも一足飛びに自分の目標を達成することはできない」。
もしそれが実現できるとしたら、その目標とはそもそも目標と言えるほど志の高いものではなかったということだ、と。

まずは最初の一歩を踏み出してください。
一段上がってみると、今まで思ってもみなかったような方法論や、さらに輝いた魅力的な目標が見えてくるはずです。そうやって長い階段を一段一段上がるというイメージでフィットネストレーニングを続けてみてください。きっと、カラダが自然とあなたの美意識に応えてくれることになるでしょう。

カラダを鍛えれば、ココロも磨かれます。これは、絶対に正しい真理だと思います。

あなたは自分の美意識に応えていますか?
この美意識に人生を幸せにする秘訣が隠されていると思います。



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