隣接面カリエスのでき方隣接面カリエスができる前段階として隣接面にクラック等のエナメル質の損傷が起こると考えられる。その過程をイラストにしてみた。 消えてしまった過去のアップ画像から再掲載だ。 強すぎる咬合力が歯牙にかかると ![]() エナメル質の弾性限界ギリギリまで歯冠が潰れる。 ![]() ところが歯列方向にはあまり広がれないので、隣接面に強い応力が生じる。これにより微小なクラックが隣接面のコンタクトポイントに生じ、そこから隙間腐食や応力腐食割れが発生する。 さらにコンタクトポイントはプロトンの通り道になり電気的腐食が加速する。起電力は口腔内の酸素濃度差により発生する。 これが隣接面カリエスの発症メカニズムだ。 ![]() |