CRでの隣接面の作り方60代男性、左下5、CR破折、外傷性咬合前回に引き続きCRで隣接面を形成する方法だが、ストリップスは使わない方が早く綺麗にできる。 フロアラブルレジンの適度な表面張力を利用するということだが、レジンの銘柄でも操作性はかなり異なる。 今使っているレジン関係はここを参照 https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/9003/ 今日はその具体的な方法を開示します。 咬合力が強すぎる傾向は見て取れると思う。遠心のCRが飛んでいる。 再度のCRが外れにくいように窩洞を整えつつ新鮮歯質・新鮮レジン面を出す。 通法に従いシランカップリング材とボンディングプライマー塗布後1次CR。 この段階は次段階の隣接面の豊隆の形状を考慮しつつ、辺縁封鎖に注力する。 歯質は完全に覆い、気泡が入らぬように、オーバーしないように注意する。 隣接面の賦形段階だが、極力残存歯質やレジン部分と移行的になるように注意する。 この時隣の歯に接着してしまうのだが、隣の歯は新鮮歯質を出していないので、こじれば剥がれるので心配ない。 弧形空隙を形成しつつ、隣の歯との境界部分を明瞭にする。一番細いレジン用のフィニシングバーを使っている。 鋭利な鎌型スケーラー(ヒューフレディー)で弧形空隙の形成。バリを取るイメージだ。 エキスカベーターでこじると隣接歯との間で分離する。 さらにバリを取り、デンタルフロスが入るようにV字型に形成する。 デンタルフロスが入るかどうか確認する。一番最初の段階でCRがオーバーするとフロスが入らない、引っかかる等のトラブルが出る。 |