近未来の根管治療法シリーズ3.0
20代女性、左下8、露髄痛みはないのだが、虫歯によるものだと思われるが、露髄して露髄した部分が息肉になっている。この息肉というのはポリープとも呼ばれていて、外界の刺激に対応するための組織だ。この組織を顕微鏡で観察してみると細菌と人間の免疫系が戦っている場所ということがわかる。これはこのまま3◯IX+α-TCPセメントでカバーして微少漏洩がないようにCRで充填すれば、そのまま治ってしまう。歯髄はiPS細胞が採取できるほど原始的で強靭な組織なのだ。歯髄を取らないと痛くなるというのは嘘なのだ。こんなことは現在の歯科医学では考えられないことだろう。従来の歯科保存学では歯髄息肉は細菌感染しているのだから、歯髄は完全に除去しなければならないとされているが、大嘘だ。抗生剤のない時代ならそうだったかもしれないが、今はそうではないはずだ。多剤耐性菌では無理だと思うが。レントゲン写真でのbefore/after から、左下7も同日に同じような治療をしている。これは次回にでも。 beforeafterちなみに麻酔は必要ない。では時系列でどうぞ