メタルインレーの2次カリエス0.30(セメントが効いていないのにインレー、クラウンが長持ちする理由)
50代男性、左上7、インレー2次カリエス、脱離インレーやクラウン(冠)などの型取りをして口腔外で作る修復物にはどうにもならない構造的な欠陥があるのだが、歯科業界人は誰一人として批判したりしない。それは以下の図のようなもので、被せる歯は台形状に形成されている。台形に形成されていないと口腔外でクラウンを作成し口腔内に戻してセットすることはできない。この台形の裾の角度をテーパーというのだがは2〜3°にするのが良いとされている。0°がもっと良いのだが、これでは入らないこともある。一部でもアンダーカット(逆絞り)があると作ることもできないからだ。テーパーがあると咬合力がクラウンにかかると僅かにクラウンの裾というか縁の部分が開く、これを繰り返すことでセメントが崩壊しクラウンが脱離する。この台形がクラウンが脱離する原因なのだが、誰も異議を唱えない。しかし型取りをして口腔外で作るクラウンの本質的な欠陥なのだ。これしかできないとか、これで経済が回っているとかの大人の事情があるとは思うのだが、これが良いのだ!という思い込みというか洗脳されているというか、歯科医師免許を取得する過程で完全に脳に刷り込まれている。インレーもそれなりに上手くいけば(もちろんすぐにダメになる例も多いのだが)20〜30年とかそれ以上も長持ちすることもあるので、問題にならないのかもしれない。というか、実はセメントは全く効いていないのに、数十年も長持ちする理由も良く分かっていないのが現実なのだ。外れたインレーなのだが、内部は黒い。これがセメントはとっくに外れていてもある程度長持ちする理由なのだが、それは次回。つづく