カテゴリ:食べること。
ちょっと焼き色があまいのと、いまひとつふくらみが足りないのとで あんまり美味しそうに見えませんね(-"-;) ふくらみが足りない理由のひとつは下手くそ? もうひとつは粉にあります。 いつもパンやピザには生協で購入する 北海道産小麦の強力粉を使っているのですが 今日は切らしていたので、スーパーで買ってきた”地粉”です。 ブログ用に写真撮らなくっちゃと、わざわざ買ってきたんですよ~。←おバカ? 地粉は『地元で獲れた(国産)小麦で作った粉』といった意味合いで 国産小麦を指しますが、本来はもっと狭義に、 その土地土地で獲れた麦やら蕎麦やらを 地元で粉にして地元で消費するところまでを指すのではないでしょうか。 ちなみに私、南部小麦の南部せんべい育ちです。(笑 パンがよく膨らむためにはグルテンというたんぱく質が必要です。 中国やカナダ産の小麦は16%、よく膨らむのです。 国産小麦の多くはこのグルテンの量が11%程度で、中力粉に分類されます。 その昔、パンとカステラは同時期に日本に入ってきたそうです。 ところがその後、カステラだけが残り、パンは定着しなかった理由が 日本の小麦ではパンが膨らまなかったから、という話を聞いたことがあります。 現在、日本で消費される小麦の90%が外国産で、 国産のものは10%程度なのだとか。 外国産の農産物をはるか彼方から船便で持ってくるわけですから 途中で虫もつけばカビも生えます。 それを避けようとすると、薬をかけなくてはならない、 いわゆるポストハーベスト農薬の問題が生じてきます。 別に私は完全無農薬の信奉者ではありませんし、 国産の小麦が無農薬というわけでもありません。 とくに北海道では無農薬での小麦の栽培は非常に困難と聞きます。 ただ、ポストハーベスト農薬を受けた外国産の小麦が体に良いとは思えない、 ということです。 輸出国側でさえ、自国内では使用を禁止している薬剤を 輸出用には使うといいます。 怖いのは、この話は小麦だけではないのだということ。 日本の食料自給率はカロリーベースで約40%。 食卓の食べ物の半分以上は何らかの形でポストハーベスト農薬の危険に さらされているのだという事です。 ポストハーベスト農薬は畑で使う農薬と違って分解も少なく、 残留する可能性が大変高くなり、食の安全に大きな問題を与える 農薬の使い方です。 ポストハーベスト農薬は日本では禁止されていますが、輸入小麦からは 有機リン系殺虫剤のマラソン、スミチオン、レルダンなどが 検出されることがあるそうです。 しかし、食品衛生法に基づく「残留農薬等ポジティブリスト制度」よれば、 基準以内の残留なら販売しても問題ないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/04/27 01:27:24 AM
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