土日は熊本県小国町に行ってきました。
いろんな経験をしましたので、いっぺんには書けません。
分割掲載いたします。
最初は小国町森林組合の皆さんにお世話になり、
林業の現場を見せていただきました。
表題の画像は樹齢250年の小国杉です。
小国町も少子高齢化が進み、
林業に携わる組合員700名のうち、最年少は30歳代が一人だけ。
82歳の佐藤さんが現役で働いていらっしゃいました。
「立ち枯らし」と呼ばれる新しい自然乾燥法、
杉の木を切り倒す前にチェーンソーで1cmほど木の周囲に切れ込みを入れ、
3か月ほど枯らして乾燥させてから、伐採する方法。
こうすれば虫は付かないし、乾燥用の燃料もいらない。
佐藤さんが考え付かれましたが、
1時間で120本やるそうです。。1本あたり30秒、、
5町歩(15000坪)の山を一人で管理しているとか!
間伐の現場も見せていただきました。
ずずん、、と地響きを立てて倒れます。
間伐は30~40年毎に行い、
これは70~80年前に植えられた木です。
直径40~50cm。
木の生長に合わせ、
間の木を切っていくのです。
そして切り株の横に新しい木を植える。
ここは苗木はいらない、挿木で十分だそうです。
雨量が多く地味が豊だから、
育った木も良くしなり、折れないので地震に強い建造物ができる。
最終的には250年待つそうです。
こんなに大きい。
顔を見ることもない、
7代先の子孫のために木を植える。
林業というのはこういうものです。
森林組合の皆さんやTAO(タオ)農場の皆さんとの夜の宴会の時のコンテスト?の賞品?に
こんなのもをいただきました。
そんなに元気がないように見えますか。。。