カテゴリ:虫歯予防一口メモ
DD値99というのは、
虫歯がひどくてこれ以上計測不能(メーター振り切れ状態)、 という意味です。 一般的には、 30未満→C1、予防管理、 30以上→C2、虫歯が象牙質に達している(進行が速くなる恐れあり)、 50以上→C2、充填処置が必要、 でもね、99以上でも心配する必要はないのです。 虫歯は象牙質に達しているが、 範囲が狭い場合は、特に問題なし。 DD99でも、 うちではカリエス・リスクが改善されれば、 進行が止まる可能性が高いと思われる場合(ほとんど)は、 予防管理だけです。 つまりDD99でもC1→予防管理です。 画像はDD99の症例(3歳児)です。 上顎向かって右の一番後ろはDD99です。 下顎向かって左の奥から2番目はDD46です。 どれもC1扱いで予防管理です。 どの道削らないのなら、DDなんて計る必要あるの? とお考えの人もあるかと思いますが、 これが大いにあるんですよ。。 虫歯の程度を数値化できるって、すごく励みになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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カリエスリスクと経過観察の関係がいまひとつ理解できません。「カリエスリスクが改善されれば進行が止まると思われる場合がほとんど」とコメントされていますが、リスクって改善できるんですか?唾液の質や菌の数などが悪い状態でも飲食回数などが改善できればよいということでしょうか。
もしそうなら、以前「カリエスリスクが高い場合の象牙質ウ蝕は充填する」とおっしゃってたことと矛盾しませんか? (2008/03/18 09:04:59 AM)
りんりんさん、
う~ん、、僕には文章力が無いんでしょうね。。ちょっとがっかり。 りんりんさんのためにたくさんシリーズでブログアップしたのですが。。 >リスクって改善できるんですか? カリエスリスクが高い人は昔もいたと思いますが、 実際に虫歯の人は少なかった。なぜでしょうか? これが解ればリスクの改善というのは簡単ですよね? 要するに、 カリエスリスクの改善というのは、口腔内の酸性環境の改善ということですからね。 虫歯菌が多くても活動できないようにすればよいということです。 唾液の質が悪い、或いは分泌量が足りないとは重曹成分が少ないということですから 重曹洗口で補えばよい、 虫歯菌にえさをあげない、酸性環境にしない、それだけです。 常に「脱灰<再石灰化」というバランスを取リ続けるということにつきます。 歯磨きは虫歯菌を減らし、重曹が虫歯に届きやすくするための補助的なもので、メインではない。 >もしそうなら、以前「カリエスリスクが高い場合の象牙質ウ蝕は充填する」とおっしゃってたことと矛盾しませんか? うちの場合の「カリエスリスクが高い」とは、「患者の努力<<虫歯の進行速度」ということです。 (2008/03/18 12:54:30 PM)
mabo400さん
私が理解力不足ですみません。この数か月、虫歯のことでずっと悩み続けていてだいぶ気が滅入っています。これまで何軒も歯科医院を訪ねましたが、協力してくれそうな所も見つからず不安だし焦るしどうしてよいかわからなくなっています。とりあえず来週、唾液検査はできることになりましたが、その結果を活用して経過を見守ってくれる専門家がいないことには不安でたまりません。どこの歯医者さんも象牙質ウ蝕は治療としかおっしゃらないし、重曹のことを言っても「論文に出ていない。」と言って相手にしてもらえません。しまいには、とても面倒くさそうな顔をされ疲れきってしまいました。 こんなことをしているうちに悪くしてしまったらと思うと本当に不安です。 (2008/03/18 03:08:24 PM)
こんばんは。虫歯の範囲のことなのですが、
> 虫歯は象牙質に達しているが、 範囲が狭い場合は、特に問題なし。 これは、エナメル質が関係しているのでしょうか。 小さな穴であれば、自然にふさがる・・ことはないですよね。(ふさがればいいのに・・)。 大きい範囲だと、痛みを感じやすいからでしょうか。 大きい範囲で象牙質が露出していると、虫歯が広がりやすいのでしょうか。 (2008/03/18 09:09:38 PM)
りんりんさん、
以前にもどこかで書きましたが、歯学部では予防を勉強しないのですよ。一般人には驚愕の事実でしょうが、虫歯の予防というのは一般の歯科医は知らないのですよ、では誰かが知っているかと言えばそうでもない、極めてあやふや。。ちゃんとした使える教科書もなければ、論文すらないのです。予防には診療報酬のサポートもないし、歯科医師の皆さんが予防、、などと唱えても、予防ができるなんて誰も本気で思っていないのですよ。。まあ、そういうことですので、歯医者には期待しない方がよいです。。できちゃった虫歯のコントロールをうちではプロセス治療と称していますが、一般的にはありえません、即充填治療です。 ではどうするのか?このブログで勉強してください。 (2008/03/18 10:08:36 PM)
mabo400さん
つづきです。小5の子供の六歳臼歯の咬む面ですが、一ヶ月ごとのDD値は38,40,77,99と上がってしまいました。カリエスリスクはまだ調べていません。重曹と食生活はちゃんとやっているつもりです。 この場合経過観察は難しい感じになってしまうのでしょうか。 (2008/03/18 10:11:52 PM)
霧雲さん
>こんばんは。虫歯の範囲のことなのですが、 > 見てみないことには、ちょっとコメントできません。。 清掃性が良ければ範囲はあまり問題ではないかもしれません。 (2008/03/18 11:07:15 PM)
りんりんさん
順調に上がっていますね。 小5の6歳臼歯、生えて5年、充分再石灰化は進んでいる。。 生えたてなら問題ですが、 小5ならそんなに心配ないと思います。。 とりあえず、唾液検査結果待ちです。 画像も見せてください。 食生活調査票も見せてください。 重曹をどのタイミングでしているか、 隠れた飲食がないか、 うちの子のDDが上がったときは、 だいたい隠れ食いしています(-"-;) 塾で友だちにお菓子もらったとか、 おばあちゃんところで、これ食えと言われたとか、 机の引き出し開けると、お菓子の包み紙がボロボロ出てくるとか、、往復びんたです。。 >つづきです。小5の子供の六歳臼歯の咬む面ですが、一ヶ月ごとのDD値は38,40,77,99と上がってしまいました。 (2008/03/18 11:21:10 PM)
mabo400さん
筋違いな質問でしたらお許しください。ふと心配になりました。 一ヶ月内に複数の歯科を受診するというのは保険の制度的には問題ないのでしょうか。 また今後、検査を受ける歯科と処置を受ける歯科を別のところで受診するというのは可能なのでしょうか。 (2008/03/19 07:17:03 PM)
りんりんさん、
歯肉炎や歯周病など継続的な管理を要する疾患の2院以上の掛け持ちは2件目以降は査定されます(保険請求しても認められません)。 また虫歯の治療自体は掛け持ちでできますが、虫歯の病名だけでは衛生指導1000円も衛生士指導加算800円もありませんので、初診料1800円又は再診料380円だけで患者さんに指導(お話をする)しないといけないので、つらい。スタッフの時給もでません。 唾液検査は保険適応外ですので、病院がちがっても問題ないとは思いますが、そこの先生は釈然としないものを感じられるでしょう。 >mabo400さん > >筋違いな質問でしたらお許しください。ふと心配になりました。 >一ヶ月内に複数の歯科を受診するというのは保険の制度的には問題ないのでしょうか。 >また今後、検査を受ける歯科と処置を受ける歯科を別のところで受診するというのは可能なのでしょうか。 ----- (2008/03/19 08:27:33 PM)
mabo400さん
そうしますと、今月中に「とりあえずご相談」という形で何軒か受診したというのは特に問題にはならないかんじでしょうか。 唾液検査ができてデジタルレントゲンがある歯科で検査をお願いしようと思っていますが、気になる点はハンドピースの滅菌のことと、先生がちょっと相談しずらい雰囲気かなということです。 なので、相談と、清掃などの処置は今まで通っていた大学病院の先生にお願いできたらと考えているのですが・・・ それぞれの先生が了解してくれれば制度的には問題ないのでしょうか。 こんなことまで質問してすみません。 (2008/03/19 10:04:09 PM)
りんりんさん、
まあ、落ち着いてください。 今時虫歯くらいでは死んだりしません。 うちは世界レベルで見ても、突出して特殊なんです。ほとんど非常識と思われているほどです。ですから、うちのシステムを他の歯医者にやってくれと言っても無理だと思います。予防は自分でするしかない。。お手伝いはします、データをください。虫歯予防は話だけ聞いても、歯だけを見てもできません。その人の生活習慣全てが歯に現れますので。。きれいごとは通用しません。。 いろいろ医療機関を回っている人は、制度的には問題なくても、トラブルを抱えてるとか、クレーマーとか、はっきり言って要注意人物に見られてしまいますよ。自重された方がよろしい。 ・・いろいろ勉強されていますね。。 でも、デジタルレントゲンに拘ることもない、アレはたいしたもんじゃないです。うちでは使えないという判定でした、一番大事な解像度が悪すぎ。 ハンドピースの滅菌をしても、サックバックの問題には完璧に対処できないかもしれないし、サックバックがないモーターは大きすぎて、超絶技巧を要するトンネリング技法などのCR充填には使えない。。 交差感染対策は膨大な手間とコストがかかるので、うちでやっているくらいが世界的に見ても限界でしょう。それでも完全な100%ではないかもしれない↓ http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/200705240000/ 滅菌システムだけではダメで、運用システムを含めた完全な交差感染対策とかなにか?という問題もありますが、通常の免疫力がある人ならふつうの歯医者さんレベルで問題ないです。うちは拘りすぎています。 うちがふつうはコスト的にはやっていけない予防歯科とかができる秘密は、Dr.が2人いて、2人で1人分稼げばいいじゃない、、と割り切っているからです。今は2人で0.5人分くらいしか稼げていません。。忙しさは3人分ですが。。。 (2008/03/20 02:16:46 PM)
mabo400さん
>でも、デジタルレントゲンに拘ることもない、一番大事な解像度が悪すぎ。 デジタルのが被爆量が少ないことと、画像を患者にわたしてくれるからいいのかなと思いました。でも解像度が悪いというのは、見えにくいということですか? 経過をみるために何度もレントゲンを撮るなら、少しでも被爆量が少ない方がいいと思ったのですが・・・ 通常の免疫力がある人ならふつうの歯医者さんレベルで問題ないです。うちは拘りすぎています。 ハンドピースはアルコールで拭いているだけと言われて不安になりました。あまり気にすることはないのでしょうか。 >うちがふつうはコスト的にはやっていけない予防歯科とかができる秘密は、Dr.が2人いて、2人で1人分稼げばいいじゃない、、と割り切っているからです。今は2人で0.5人分くらいしか稼げていません。。忙しさは3人分ですが。。。 ----- (2008/03/20 05:35:51 PM)
りんりんさん
>デジタルのが被爆量が少ないことと、画像を患者にわたしてくれるからいいのかなと思いました。でも解像度が悪いというのは、見えにくいということですか? はい、よく見えません。 うちではアナログで撮ってわざわざスキャナーでPCに取り込んでいます。 >経過をみるために何度もレントゲンを撮るなら、少しでも被爆量が少ない方がいいと思ったのですが・・・ 何枚も撮る必要はありません。 せいぜい3年に1度です。 デジタルが少ないといっても半分くらいです。 歯科用のデンタル写真は元々線量は少ないので それほど気にする必要はありません。 1枚当たり、年間自然放射線量の1/1000とか言います。 >ハンドピースはアルコールで拭いているだけと言われて不安になりました。あまり気にすることはないのでしょうか。 確かにちょっと引きますね。。。 でもハンドピースをいちいち滅菌しているところは少ないですよ。たぶん10~20軒に1軒以下、せいぜい自動オイル洗浄(滅菌でも消毒でもない)、ステリハイドは壊れるのでだめ、オートクレーブは寿命が短くなる、滅菌はEOGしかないのですが、どうせサックバックは有りうる、など・・やはり予防が一番ですね。 (2008/03/20 10:20:39 PM)
mabo400さん
>何枚も撮る必要はありません。 >せいぜい3年に1度です。 そうなんですか! 一ヶ月ごとに撮ったりしないといけないのかと思ってました。大きさや深さの変化がわからなくて不安な気がするのですが違うのでしょうか? あと、普通のレントゲンだとフィルムを貸してもらえないのでは?デジカメで撮影させてもらえばよいのでしょうか。 それから滅菌に関してですが、唾液検査だけなら滅菌に関しては心配しないで受けられるでしょうか? (2008/03/21 08:39:45 AM) |
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