40年前に掘って、もう30年ばかり使わなくなっていた実家の井戸の再生を図ってみた。
実家は標高130mばかりの裏山の裾にある。
自宅から100mちょっと離れており、地下水系は略同じと思われる。
ポンプで井戸の掃除をしてみた。
水は枯れてはいない。
ただ以前は12mの揚水管を使っていたが、
これでは足りなかった。
水面が40年前より3mばかり下がっていたのだ。
この事実を目の当たりにして、愕然とした。
着実に
日本の水は少なくなっている。
石油も資源も無いが、湿潤で緑豊かな
豊葦原瑞穂の国、
皆さんはいまだ日本をそう思ってはいませんか?
もう、そうではないのです。
確実に降水量は減っている、
山の手入(定期的な伐採)がされずに山の保水力が落ちている。
当県の食料自給率は略100%だが、
いざとなったとき、これを200%にできるか?
多分
無理でしょう。
当地の一級河川は40年前と比較して、
着実に水量が減っています。
農業用水として取水量をこれ以上増やせるのか?
食料生産には
膨大な量の水が必要なのです。