I歯科医院の高楊枝通信。

2008/06/23(月)18:50

戦中戦後の食料事情は、

食料備蓄(6)

以下の記事は 僕のスピーカーの師匠である河村信一郎先生の あるサイトへの投稿記事です。 河村先生は日立製作所Lo-Dブランドのスピーカー HS-400やHS-10000の設計者です。 画像は76年製HS-400。 先生の設計されたスピーカーというのは、 それはそれは神業のような、 知れば知るほど一部の曖昧性もない驚くほど完成度の高いスピーカーで、 日本が世界に誇る最高水準の工業製品です。 今現在このスピーカーを総合性能で凌駕するものは現れていません。 これからも現れないでしょう。自分で作らない限り。 で、その記事ですが**************  自給率を高めるには、為替が不当である為に不当に安く入ってくる食 料を国産品の値段にまで戻す事は必須です。為替の問題でないという議 論は受け入れかねます。  国の行政は、本来自由な生産・流通をさせるより、成果が上がるべき 指導なり統制を行ってこそ意味があるのですが、猫の目農政とか、減反 しながらミニマム・アクセスという変なものを受け入れたりで、逆の結 果になっています。ここは、一つ国に傍観していてもらって、生産者と 消費者との協議に任せて自由にやる事にしてはどうでしょうか。  その前提として、為替の適正化による内外価格差の解消は国がやるし かありません。  戦時中・戦後、国も農家も食料の欠乏を、臭い全然足りない量の外米 と小麦粉の配給以外、何もしてくれませんでした。お蔭で皆飢えたので す。芋蔓も剥いて食べましたし、焼け跡に幾らでも生えていた、ひめむ かしよもぎを摘んできて、或いは海へ行ってそれまで食べた事などない 海草を採ってきて増量した蒸しパンを作って食べました。極めて不味い のです。そういう人間としては、国や農家が食料問題を何とかしてくれ るとは期待していません。いざとなれば飢えるしかないと思います。  山口判事は、闇米犯を裁く人間が闇米を食べる訳にはいかないと飢え て亡くなりました。そういう時代に戻さない為に、行政抜きで、生産者 と消費者のきずなを深め、より良い自給体制を整えるべきだと思います 。私として今出来そうなのは、ネットで、多少の対話を交えて、産地か ら直接購入する事位ですが・・・。 ************ここまで。 河村先生は昭和6年のお生まれですので、 終戦時14歳の育ち盛り。 食料危機の時代を 都市部である堺市で過ごされておられるだけに、 リアリティーがあります。 このまま対策を怠れば、 2020年以降、戦中戦後のような、 いえ、それ以上の食料危機の時代が訪れるでしょう。 人類は地獄を見ます。 世界的に見れば日本人はまだ良いほうかもしれませんが、 最低でも放射能に汚染されたヨモギや海草を食べないですむようにしたいものです。

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