待合室に入荷するたびに『これは何?』と話題になる
お芋があるのです。
ひとつが600グラムほどもある大きな芋です。
『里芋の親芋だね、食べられるの?』
『里芋とは違う、こんな品種よ。』
『赤芋だね。』
持ってきてくださるYさんとお話しするタイミングが無くて
よくわからないままなのです。
自分なりに、食いしん坊の記憶を頼りになんか見たことあるんだよね~と、
探してみました。
形も大きさもちょっと違うのだけれど、セレベスという里芋の一種が
食感も味も似た感じだったような気がする、、、。
何よりこの赤いちょんまげがそっくり。
『戦後インドネシアのセレベス島から導入されたといわれるが、
戦前にも同種のものが大吉という名で栽培されていた。
昭和30~40年代には人気があり急激に需要が伸びたが、現在は衰退している
粉質で粘り気も少なく味も良いのだが、煮くずれしやすいという欠点がある。』
セレベスは親芋、子芋ともに食べられる品種なのだそうです。
どうやらこれはセレベスの親芋のようです。
そういえば『赤芽大吉』って聞いたことがあるなぁ。
確かにセレベスを煮物に使って、思い切り煮崩れた記憶もあります。(-"-;)
煮なければよいわけですね♪
ということで、フライパンで焼きました。
オリーブオイルを大匙2杯ほど、やや多めにひいて、お塩をパラパラ。
皮を剥いて、1センチ厚さに切ったお芋を並べ、
もう一度表面にも軽く塩を振り、蓋をして、ひたすら焼けるのを待ちました。
下の写真は裏表焼いただけのものです。
火の通りは遅くないです。すぐに焼けました。
ホクホクして美味しい!
粉質なので、表面がサクサクになります。
中身はホクホクで薄塩味によく合います。
ご飯もパンも要らない、主食代わりになりそうです。
煮物より好きだなぁ♪
子供達にも大好評で、楽しい朝ごはんになりました。