前回のつづきです。
歯にも電導性があるということは論文に出ています。
日大歯学部保存学教室の論文にありますね。
歯もインピーダンス(電気的抵抗)を持つ=電気が流れることを利用して、
象牙質の厚みを測るという論文です。
当然、象牙質の厚みが薄い方がインピーダンスも低い。。
以下の論文集のP40参照。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jscd/member/pdf/abstract131/p01-52.pdf
ここまで判っているなら、
虫歯は電気的な腐食だというのに気が付くまで、
もう一息、、!^^
腐食の機序のメインの部分は「電子の移動」=「電子を奪われた方が溶ける」で、
電導性がないとお話になりません。
電解質のpHが低いとか、ハロゲンの存在(塩素やフッ素などが含まれる)というのは
腐食環境=腐食が起こりやすいということで、サブの部分です。