「オイル・クランチ」
(石油の需給逼迫)というのは、
石油の需要に供給が追いつかない状態で、
いわゆる「最後の石油危機」のことです。
それが、なんと、
2015年には来るというので、
欧米ではその話で持ち切りですが、なぜか日本のマスコミはスルーしています。
昨年末
IEAが2006年に「Peak Oil」を迎えていたと発表しましたが、
これは年率5~6%で原油の生産量が落ち続けているということです。
一方新興国を中心に石油の需要は増え続けていますので、
いつかは石油の需要に供給が追いつかなくなる日が来るということです。
それが2015年だそうで、あと4年しかありません。
そうなるとどうなるのか?
石油消費国では不景気とインフレが同時に来るスタグフレーション状態。
産油国に全ての富が集中します。
産油国はどうなるのか?
もうれつなインフレーションが起こります。
新興国は?
需要を供給が満たせないとなると、
経済発展に急ブレーキが掛かり、
バブル崩壊。
どちらにしろ、石油文明の終わりの始まりということです。