カテゴリ:フッ素について
この歯磨き粉には珍しくフッ素は入っていません。
どうしてフッ素が入っていない歯磨き粉を人にお勧めするのか、その理由ですが、 フッ素、、と聞くとムカッとするのです。 では、今日は僕がフッ素と聞くとむかつく理由をお話しましょう。 アパガードMプラス 115g フッ素には反対の為の反対をしているわけではありません。 フッ素には一杯くらわされた、痛い経験があるのです。 それは、以前にも書いたことがあるんですが、 僕が予防に大きく舵を切った頃のお話です。 12~13年程前のこと、 それまでは僕もフッ素の効能を信じて、患者さんに奨めたり、 定期的にフッ素塗布なんかをしたりしていました。 それからすぐ、ダイアグノデントという虫歯診断機器 が発売されたので、さっそく導入しました。 ある時、ダイアグノデントの診断基準では 象牙質に達していないとされる30未満の数値が出る大臼歯が数本ある中学生の子がいて、 その子のお母さんがなんでもします、どうしても数値を下げたいのです、とおっしゃるので、 低濃度フッ素ジェルの塗布を指導したり、毎月のPMTC(クリーニング)、 3ヶ月毎のフロアゲルの塗布をしたりしていましたが、 じわじわ数値が上がる(虫歯が進行する)のです。 フッ素は再石灰化を促進すると学校で習いますので、 30未満のエナメル質の範囲の虫歯なら再石灰化で治るはずだ(これも学校で習う)、 と思い、歯磨指導、食生活指導と共にフッ素塗布も指導して、半年、1年と経過する内に、 じわじわ虫歯の数値は悪化する。 とうとう、50越えの部位も出てくる。 そして、月に1回の来院が苦になる(こちらが)。 そうやって悩んでいるときに、僕の高校の時の英語の先生が患者として来られて、 僕が「虫歯は歯が酸で溶けたものです。」と説明すると、 「・・それなら、君、酸をアルカリで中和すればよいのじゃないかな?重曹とか。」 「えっ、!? そ、そうですよね!?」 そこで、まじめにフッ素塗布をしているのに虫歯の数値が上がり続けるその子に、 重曹水を作り、飲食後洗口することを指示してみた。 そして、翌月、なんと、、軒並み下がっているではないですか、、 翌々月には全ての虫歯が20を切ってしまい、 なんとか安心なレベルに下がりました。┐(´ー`)┌ で、それ以来、その子はうちには来ていません。 「重曹うがい」があれば、うちは要済みということのようでした。 いったい、フッ素ってなんだったんだ、、、 フッ素は虫歯に効くんだ、、と思っていたのに、、 すっかりだまされた思いはそれから、今も続いています。ヽ。(ー_ーメ) しゃきーん 確かに、フッ素は出来てしまった虫歯には効かない。 と明言されています。 でも、目視でもはっきりしないエナメル質限局の虫歯さえ治らないのですよ。 重曹(アルカリ)なら、虫歯が象牙質に入っても治る。 なんかね。。信心が足りないから虫歯が進行するんじゃない? もっとお布施を出さないと、ご利益がないんじゃない? みたいな、カルト系新興宗教を連想しました。 「虫歯の電気化学説」というのも、 フッ素はブラックビジネス、、とかいうのも後知恵のお話です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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