スピーカー開発関連の仕事が溜まっているので、
ブログに時間がかけられなくなってきていますが、
まあ、うちの「
虫歯の電気化学説」のカテゴリーを最初からご覧になってみてください。
そしてキーワードをググってみてください。
ああ、歯科医療は130年も停滞していたんだな。。と愕然としますから。
今日は歯周病になると悩まされる歯根面のカリエスについての考察です。
昨日、とうとう抜けちゃったよ。。と、抜けた歯を持って来られた患者さんからその歯をいただきました。
このネタでいろいろ考察を書けそうなので、
この歯の画像をまだ虫歯になっていない10年前からの画像をとりあえずアップしておきます。
予防歯科に転向すると長年にわたった画像が溜まりますから、こんな研究ができます。
予防歯科=口腔内写真検査 と言っても差支えありません。
少なくとも、口腔内写真を撮らない歯科医院は本気で予防をやっている歯科医院ではありません。
(予防歯科は独立した診療科として認定されていないので、公には標榜できませんので一般人は探せませんが)
歯科医学では歯根面カリエスに関してもなぜできるのか?
じつはこれまたよく解っていないのです。
せいぜい、プラーク:バイオフィルム:歯垢:細菌を磨き残しているから、
歯根:象牙質はエネメル質より耐酸性が低いから、
と説明していますが、本当でしょうか? そんな単純なものでしょうか?
つづく
2002/03/25 レントゲン画像、同口腔内写真:左下5
2004/01/07
2005/02/03
2008/02/26
2008/03/26:こんな状態でも痛くはない。まだ生活歯。
2008/12/24:CR充填している。
2012/03/05:とうとう抜けた。CR充填の回りに2次カリエスができていて、硫化鉄と思われる黒色物質が沈着している。
CRを剥がしてみた。α-TCPセメントはひび割れながらもまだ付いている。