テーマ:世界を動かす国際金融(373)
カテゴリ:もったいない学会
自分を守ってくれるのはリアルな資産だけ私たちは農業従事者になったほうがいい
いまマーケットは6月17日に迫ったギリシャ再選挙の話題で持ちきりだが、私に言わせれば、選挙結果がどっちに転ぼうと関係ない。いずれにしてもヨーロッパの危機は悪化し続ける運命にある。 ギリシャが抱える根本的な問題は債務が増え続けていることにあり、これを処理できない限り、選挙で誰が勝っても問題は悪化していくだけだからだ。 これからヨーロッパではさらなる破産と混乱が起きるだろう。ヨーロッパが世界最大の経済圏であることを考えると、影響はアメリカにも日本にも中国にも、つまりは世界中すべての国に及ぶ。そして経済がどんどん減速し、破産が続いていくのだ。 私は今後10年以内に、ヨーロッパだけでなく、世界中で多くの国が破産していくと見ている。アメリカでさえも破産するかもしれない。破産とはつまり、デフォルト(債務不履行)になることであり、あるいは巨大なインフレ(物価上昇)になることだ。 最終的には、1929年の世界恐慌のような状態になるだろう。いつそうなるかはわからない。来年かもしれないし、2014年、2020年かもしれない。しかし、世界恐慌のような状況が再び来てしまうことは確かだ。誰かが、すぐに問題解決に当たらない限りは。 つづきはこちら。。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32806 このところ、経済恐慌を煽るのはしゃれにならないので、だまっていましたが、 経済紙が話題にするようでは、もう確定だろうということで、ちょっと引用しておきます。 ご自分で読んで対策をお立てください。 まあ、対策と言っても、田舎に土地でも買って自給自足体制でも整えるくらいのことしかありませんけどね。 ーー引用開始ーー "世界恐慌"を乗り越えるための全情報(1) あなたの預金が溶けてなくなる おカネの価値が100分の1になって、スタバのカフェモカが1杯3万8000円になる--- つづきはこちら、 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32804 とか、 "世界恐慌"を乗り越えるための全情報「欧州現地レポート」ギリシャ・スペイン・イタリア 日本より少しだけ早く危機が訪れた「破綻寸前国家」の実情から学ぶ 「6月経済危機」に備えよ http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32805 とか。 この経済恐慌は意図的な通貨高により第二植民地主義を目指したところが、 結果的には思惑が外れて新興国に仕事を奪われたことが、ことの始まりだったのですが、 経済の負の連鎖(仕事が無い>お金がない>購買力の減少>経済活動低下>仕事が無い)にはまってしまって、 身分不相応に通貨高な国から破綻し始めているわけです。 前回の世界恐慌のときは、公共事業を打ち、最終的には究極の公共事業である世界大戦にもちこんで恐慌を克服しましたが、今回は無理でしょう。もうすでに借金をしての公共事業はこれ以上できないところまで各国の財政状況は悪化しています。今回の消費税増税は負の連鎖のアクセルを踏むだけに終わるでしょう。 当面生き残るのは、膨大な内需(内陸部の経済発展の余地)を抱えている中国やインドだけでしょう。 しかしそれもほんのつかの間、資源エネルギーの減耗により急ブレーキが掛かります。 それは内需が一巡する前に起こるでしょう。 中国が前時代的な帝国主義を押し進めている背景にはそのことがあります。 安易に第3次世界大戦に持ち込めないのも同じ理由です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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